池江「母国開催で結果を出したい」東京五輪へ決意 日大・田中理事長を表敬訪問

[ 2021年4月17日 05:00 ]

田中理事長(前列右)を表敬訪問した日大水泳部の池江(後列右から2人目)ら(日本大学提供)
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 競泳の東京五輪日本代表に内定した日大と日大豊山高に在学中の6選手(池江璃花子、長谷川涼香、小堀倭加、本多灯、関海哉、柳本幸之介)が16日、同大の田中英寿理事長を表敬訪問した。

 女子400メートルリレー、女子400メートルメドレーリレーで出場権を得た池江は「1年生の時は入学した時から病気でなかなか学校にも行けず、インカレでも貢献できず悔しい思いをした。今年は久しぶりに日本代表に戻ることができた。東京五輪ではリレーで思い切り自分の力を発揮できるように、そして3年後のパリ五輪に向けて自信になるようなレースにしたい。母国開催で結果を出したい」と抱負を語った。昨夏にレース復帰し、代表選考会を兼ねて今月開催された日本選手権で4冠を達成。五輪本番ではリレーに加え、個人種目にも出場する可能性が高い。

 池江は同大の流水プールやウエートトレーニング施設を積極活用しており「施設が整っているし、他競技の選手とも交流できる。いろんな競技の選手を話ができるのですごくいい」とプラス効果を強調した。田中理事長は「池江選手が4冠で復帰できたことは、水泳界だけでなくアスリート全体の高揚につながったと思います」と指摘。この日訪れた6選手に対し「五輪まで100日を切った。メダル獲れとは言わないが、メダルに近づけるように頑張ってほしい。最高のタイムを出してもらえれば、結果は後でついてくる」とエールを送った。

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2021年4月17日のニュース