東海大アンカー・名取 全日本大学駅伝で連覇逃すも「箱根駅伝に向けて頑張っていきたい」

[ 2020年11月1日 14:22 ]

全日本大学駅伝 ( 2020年11月1日    愛知・名古屋市熱田神宮―三重県伊勢市伊勢神宮 )

名取燎太
Photo By スポニチ

 全日本大学駅伝は1日、愛知・名古屋市熱田神宮―三重県伊勢市伊勢神宮の8区間106・8キロのコースで行われ、昨年覇者の東海大は終盤まで首位争いを繰り広げるもトップと23秒差の5時間11分31秒で2位。惜しくも連覇を逃した。

 序盤は2区で17位に沈むなど苦しい展開が続いたが、後半から追い上げて6区(12・8キロ)で長田駿佑(3年)が3位集団に合流。区間新記録37分22秒の走りを披露して12キロ過ぎで首位に立った。7区(17・6キロ)では西田壮志(4年)が2位に落としたが、ラスト8区(19・7キロ)でアンカー・名取燎太(4年)の激走により、駒大・田沢とトップを並走。けん制し合う激しいデッドヒートを展開した。

 振り切りたい名取だったが、最後は田沢に仕掛けられ、2位でフィニッシュ。2年連続での頂点とはならなかった。

 両角速監督は「名取がきっとやってくれるんじゃないかと見てましたけど、ずっと(レースを)引っ張ておりまして、田沢くんも力があるので分が悪いと思っていました」と振り返りつつ、「諦めずに来年、負けないように努力していきたい」とコメント。

 名取は「タスキを駒大さんより前に受け取ったので僕が引っ張る形になったんですけど、ラスト勝負ってなったら分が悪いと思ったので前半ハイペースでいくって考えていた」と話し、「最後に勝ちきれなかったのは自分の力のなさだと思うので次の箱根駅伝に向けて頑張っていきたいと思います」と前を見据えた。

続きを表示

2020年11月1日のニュース