小松原・コレト組が8カ月ぶり公式戦でV 次戦は「衣装でサプライズ」

[ 2020年11月1日 14:45 ]

フィギュアスケート・西日本選手権最終日 ( 2020年11月1日    京都・京都アクアリーナ )

小松原美里・ティム・コレト組
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 アイスダンスのフリーダンスがあり、小松原美里(28=倉敷FSC)・ティム・コレト(29=米国)組が101・33点を出し、リズムダンスの首位を守り、合計170・04点で優勝した。

 2月の四大陸選手権以来8カ月ぶりの実戦。小松原は「体の動きがすごく良くて、やりすぎてしまった」と途中で転倒する場面があったものの、「プログラムはおととしと同じだが、技術はいっぱい変えている。新しいものになっている。NHK杯では衣装でサプライズができれば」と、次戦で新たな仕かけを考えていることを明かした。

 コロナ禍になり、オンラインレッスンが今の土台になっている。カナダにいる社交ダンスのコーチから、夫のコレトとともにリモートで指導を受ける。その効果は表れ、小松原は「2人の滑る位置が大幅に近くなっていると感じる」と手応えを感じている。

 27日開幕のNHK杯では、村元哉中(かな、27)・高橋大輔(34=ともに関大KFSC)組がデビューする。高橋と同郷、岡山出身の小松原は「スケートを始めたときから同じクラブで夢のような存在。いちファンですよね」と憧れの存在だと打ち明ける。ただし、来シーズンに迫った北京五輪代表を争うライバルの一つだとなると話は別で、「自分がずっとやってきた種目。絶対に負けちゃダメと、自分を鼓舞するところがある」と刺激を受けている。

 この種目に情熱を持つ選手と切磋琢磨をした先にあるのは、「アイスダンスは楽しいと伝われば」という思い。4月に日本国籍の申請を済ませたコレトとともに、種目の魅力を広めていく。

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