国内ランク1位の村上・石井組が“新ビーチの妖精”下し準決勝進出

[ 2020年10月31日 12:03 ]

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2020立川立飛大会第1日 ( 2020年10月31日    東京都立川市・タチヒビーチ )

ガッツポーズを決める村上(左)、石井(右)組 (提供写真:JVA BEACH)
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 女子1回戦が行われ、国内ランク1位の村上めぐみ(35=オーイング)・石井美樹(30=荒井商事/湘南ベルマーレ)組と、坂口佳穂(24=マイナビ/KBSC)・村上礼華(23=ダイキアクシス)組が対戦し、2―0(25―23、21―17)で勝利。あす1日に行われる準決勝に駒を進めた。

 コロナ禍の影響で、今季唯一の開催となった「マイナビジャパンツアー2020」立川立飛大会は、初戦から熱い戦いとなった。ペア結成6年目を迎え、今年2月のアジア選手権銅メダルを獲得した村上・石井組と、昨年1月からコンビを組み、“新ビーチの妖精”として人気を集める若手注目株の坂口・村上組が激突。第1セットから両チーム攻めの姿勢を譲らずデュースまでもつれ、第2セットでは村上・石井組の堅実な連携プレーが光り、若手ペアを押しのけた。

 勝利した村上は「最初は普段のリズムが作れなかったけど、焦らずに1つずつ積み上げられたことが勝ちにつながった」と笑顔。DJの声やBGMが鳴り響く試合会場に「懐かしい」と、ツアーが行われたことに喜びを隠しきれない様子。準決勝以降に向けて「優勝したい気持ちはあるけど、ひとつひとつ積み上げてやっていきたい」と意気込みを語った。

 東京五輪代表最有力ペアは、コロナ禍でも負けない。石井は「コロナのせいにはせず、今ある日々を大切にして来年に向けてやっていきたい」と決意を口にした。

 〇…敗れた坂口は「攻め続けることを目標に試合したが、自分たちで流れを切ってしまうことがあったから、もったいなかった」と肩を落とした。一方で、国内でトップを走り続けるペアに一進一退の攻防戦を繰り広げたことに対し、村上は「以前やったときより、手応えを感じている。サーブに関しては攻め続けられたし、ミスを無くしていきたい」と話した。

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2020年10月31日のニュース