東京五輪で選手が偽陽性だったら…コロナ禍での課題浮き彫りに

[ 2020年10月31日 18:11 ]

国立競技場
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 11月8日に東京・国立代々木競技場で行われる体操の国際大会は、新型コロナウイルスの感染拡大後、五輪競技では初めての海外選手も参加する舞台。来夏の東京五輪を見据え注目を集めているが、内村航平(リンガーハット)が「偽陽性」となったことで、大会への過程でコロナ禍での難しさが浮き彫りになった。国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長も「感染対策を行う中で、今回は新たに偽陽性という課題への対応に直面した」としている。

 内村は28日に受けたPCR検査で一度は陽性と判定されたが、30日の再検査と医師団の見解を踏まえた上で「偽陽性」という結論に至った。9月以降、東京五輪に向け政府、組織委員会、東京都は「新型コロナウイルス感染症対策調整会議」を行い、選手の保健衛生、医療体制や陽性者発生時の競技運営のあり方などを協議している。

 日本到着時や選手村滞在中の検査を検討しているが、内村の例のように「偽陽性」となる選手やコーチが出てくるケースは考えられる。調整会議の資料では「受検者の症状の有無なども考慮し、陽性を示唆する検査結果を得た場合に複数回の検査を実施するなどの手続きをあらかじめ決めておく必要があるのではないか」としている。

 内村が陽性とされた29日以降、30、31日は体操練習場が利用中止となった。東京五輪で陽性が示唆された上で複数回の検査を行い、偽陽性をあぶり出せたとしても、本番への調整などに影響があるのは必至。ワクチンの開発、検査手法の進展の可能性はあるが、現状のままでは難作業が待ち受ける。

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