国内伝統大会でもカラー柔道着導入の呼び水に?…講道館杯で審判ミス連発

[ 2020年10月31日 23:10 ]

柔道講道館杯全日本体重別選手権兼全日本選抜体重別選手権 第1日 ( 2020年10月31日    千葉ポートアリーナ )

男子60キロ級決勝で、電光掲示板の操作ミスにより一本取り消しの判定をする主審と、ジュリーの方を見守る小西(左)と米村
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 男子60キロ級決勝で、審判団の度重なるミスにより大きな混乱が発生。新型コロナウイルス感染拡大後、柔道では初の全国大会だったが、後味の悪さも残す結果となった。

 今回の混乱の発端となったのが、審判団が手動で行う電光掲示板の操作ミス。本来、小西誠志郎(21=国士舘大)側の掲示板に押さえ込みのカウントが表示されるべきところを、米村克麻(24=センコー)側でカウントされたことが、全ての始まりだった。全日本柔道連盟の大迫明伸審判委員長は操作ミスについて陳謝したものの、操作担当者による純粋な操作ミス(ボタンの押し間違い)か、米村が押さえ込んだものと誤認してのミスなのかは、明らかにしなかった。

 いずれにしても今回の混乱が、伝統ある国内大会でもカラー柔道着の導入を促すきっかけとなる可能性がある。現在、講道館杯をはじめ、全日本選抜体重別選手権、全日本選手権、全日本女子選手権(皇后杯)は伝統的な白の柔道着のみが認められ、選手は自分の帯に加えて、試合ごとに赤か白の帯を巻くことで、着衣の差別化を図っている。今回のケースでは国際大会と同様に、選手が白と青の柔道着に分かれていれば、少なくとも誤認によるミスは防げたとみられる。

 柔道着は伝統的に白一色だったが、国際化が進み、審判や観客からも判別が付きやすいとして、1980年代後半から欧州を中心にカラー柔道着の導入が始まった。その波は世界に広がり、国際柔道連盟(IJF)主催の大会でも、1998年から青のカラー柔道着を導入開始。五輪でも2000年のシドニー五輪から導入されている。

 大迫氏は「どんな形で今回のようなケースで対応するか、早急に検討したいと思う」と運営面での改善を約束したが、ミスを極力減らす方策も重要だ。

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