日大、逆転で開幕4連勝 東海大は13トライ85点圧勝、1年生SO武藤がけん引

[ 2020年10月31日 16:53 ]

東海大は13トライの猛攻で専大に圧勝した
Photo By スポニチ

 関東大学ラグビーは31日、東京・秩父宮ラグビー場でリーグ戦グループの2試合が行われ、日大と東海大がともに勝って開幕4連勝(ともに勝ち点20)とした。

 昨季2位の日大は法大に35―22で逆転勝ちした。序盤はスクラムが劣勢で、前半17分に隙を突かれて速攻から先制トライを許したが、同21分にWTB水間夢翔(2年)の4試合連続となるトライで7―7と追いつくと、同30分、後半11分と得意のラインアウトモールから連続トライで逆転。後半14分には途中出場のSO斎藤芳徳(4年)がパスインターセプトから80メートルを独走するトライを挙げ、1試合4トライ以上のボーナスポイントを獲得した。

 ロックのテビタ・オト(3年)のシンビン(10分間退場)で1人少なくなった残り10分から3トライを許したが、法大に勢いがあった前半の粘り強いディフェンスと、スクラムの修正が勝因となった。フッカーの藤村琉士主将(4年)は「あまり準備できずに開幕を迎えたが、4連勝できてホッとしている」、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた斎藤は「チャレンジャーとして毎試合挑んでいる」と話した。

 一方、3連覇を狙う東海大は専大から13トライを奪い、85―0と圧勝。大阪・東海大仰星高から加入した1年生SOの武藤ゆらぎがリーグ戦初先発ながら、鋭いステップのランを交えてバックスを引っ張った。木村季由監督は武藤について「出来はこっちが期待していた以上。落ち着いて周りの声も聞きながらプレーができる」と評価し、コンディション不良でメンバーを外れたSO丸山凛太朗(3年)の「尻に火がつくパフォーマンスをしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

続きを表示

2020年10月31日のニュース