新田谷凜は3位に「現役続けてよかった」 来季以降も続行へ 西日本選手権

[ 2020年10月31日 19:23 ]

フィギュアスケート西日本選手権第2日 ( 2020年10月31日    京都・京都アクアリーナ )

<西日本フィギュアスケート選手権第2日>女子フリー、演技をする新田谷凜(撮影・小海途 良幹)
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 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の新田谷凜(23=中京大)は全体3位の125・87点をマーク。合計187・82点で3位に食い込んだ。軽微なミスこそあったが、中盤のルッツ―トーループの連続3回転を鮮やかに決め、スピンでも最高のレベル4でそろえた。「本当に練習通りにできた。試合も最初から最後まで楽しんで滑れた。ノーミス自体は練習でもできていた。現役続けてよかったなと思えた試合になりました」と笑顔で振り返った。

 今季も現役続行を決断し、新たな欲も生まれている。出場を決めた12月の全日本選手権(長野)で「点数も順位ももっともっと上を目指したい。せっかく続けたなら具体的な数字の目標をもってやりたい」と貪欲だ。SPの後半で3回転2本のコンビネーションを組み込む構想もあるという。

 現役続行を決断した際に、樋口美穂子コーチには「このまま辞めちゃうの、もったいないもんね」と背中を押してもらったという。諦めかけていた夢は「NHK杯に出たい」ということ。「それに出るために2~3年必要。今シーズンで終わりというのはない」ときっぱり言った。まずは、その後へとつながる全日本の舞台で最高の演技を目指す。

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