全日本大学駅伝 青学大は2年ぶり王座奪還へ「コロナに負けるな大作戦」

[ 2020年10月31日 16:46 ]

青学大陸上部監督の原晋氏
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 11月1日の全日本大学駅伝(名古屋市熱田神宮~三重県伊勢市伊勢神宮=8区間106・8キロ)の監督会見が10月31日、オンライン形式で行われ、青学大の原晋監督(53)は2年ぶりの王座奪回へ恒例の作戦名に「コロナに負けるな大作戦」を掲げた。

 今年は学生3大駅伝の初戦である出雲駅伝が新型コロナウイルスの影響で中止となり、今大会が待ちに待った“開幕戦”。原監督はコロナ収束の見通しが立たない現状に「コロナ禍の中で自粛ムードが広まり、ネガティブ思考の流れの中で駅伝だけでなくスポーツ活動全般が思い切ってできない状況にある」とし、ライバルには連覇を狙う東海大、強豪の駒大だけでなく「相手はやはりコロナ。ウイルスに負けないようなポジティブな世の中の展開にしたい。駅伝を通して、多くの国民のみなさんに若者たちのハツラツした走りを届けていきたい」と誓った。

 目標には当然、3度目の優勝を掲げつつ「(2年前の)区間距離変更で前半から激戦で気が抜けない。7、8区は距離が長く、質、量ともにバランス良く高レベルな選手層がなければ優勝は難しい」と強調。会見に出席した東海大・両角速監督、駒大・大八木弘明監督と当日選手変更を予想する舌戦を繰り広げながらも、自身は前半に焦点を当て3大駅伝初出場の2区・近藤幸太郎(2年)、3区・中村唯翔(2年)の2人に「期待しています」と力を込めた。青学大もエース吉田圭太(4年)ら主力は補欠登録で温存しており、当日変更の起用にも注目が集まる。

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2020年10月31日のニュース