若手主体でも強い 中国が男子8連覇 樊振東「自信の向上につながる」

[ 2019年11月10日 17:47 ]

卓球・ワールドカップ団体戦最終日 ( 2019年11月10日    京体育館 )

 男子決勝があり、中国が韓国に3―1で勝ち、8連覇を達成した。準々決勝以降の3試合は、シングルスで世界選手権3連覇、リオデジャネイロ五輪金メダルの馬龍(31)を温存する若手主体で戦いながらも、実力の高さは変わらなかった。

 世界ランキング1位で新エースの樊振東(ハンシントウ、22)は、決勝のシングルス2試合をともにストレート勝ちした。張本智和(16=木下グループ)に完勝した前日に続いて圧倒的な力を見せ「自分の自信の向上につながると思う」と手応えを口にした。

 最初のダブルスは2ゲーム先取しながら逆転負けした。梁靖崑(リョウセイコン、23)と組んだ許キン(29)は、シングルスは出番が回ってこなかったため「(決勝のメンバーで)唯一五輪に出ているのは私だが、きょうは唯一ポイントを取れなかった選手です」と、笑いを誘った。

 来年の東京五輪はこの会場で行われる。世界最強のサウスポーは「監督、コーチからは五輪と同じように臨めと言われていた。東京五輪と同じ会場で優勝し、自信にも経験にもなった」と胸を張った。

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2019年11月10日のニュース