TOTOジャパンC 鈴木愛12アンダー首位キープ 米ツアー初優勝に王手「ゼロからスタートする気持ち」

[ 2019年11月10日 05:30 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日 ( 2019年11月9日    滋賀県大津市 瀬田GC北C=6659ヤード、パー72 )

18番、バーディーを決めた鈴木(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 鈴木愛(25=セールスフォース)がこの日のベストスコア65で回り、通算12アンダーで首位を守った。ショットが好調で、得意のパットでチャンスをことごとく決め、ボギーなしの7バーディー。2位のギャビー・ロペス(26=メキシコ)に3差をつけ、米ツアー初優勝に王手をかけた。渋野日向子(20=RSK山陽放送)は69で回り、通算6アンダーで7位につけている。

 最後の最後に、会心のショットを用意していた。最終18番。残り80ヤード地点から鈴木が放ったショットは、カップの左横60センチに着弾した。傾斜のある奥でも手前でもなく、絶好の位置。2日連続のバーディー締めで、表情はみるみるうちに緩んだ。「ミスというミスもなかったので全体的には良かった」。

 出だしの3連続バーディーで弾みをつけた。1番で幸先よく4メートルを沈めて迎えた2番。残り185ヤードから5Uで手前4メートルにつけると、フックスライスのスネークラインを読み切って決めた。「2番で取れたからこそ3番に生かせた」。グリーンの傾斜のきつい3番は奥5メートルから下りのパットを決める。前半で4つ伸ばすと、14番で手前から4メートル、15番は9メートルを決め連続バーディー。12アンダーに伸ばし米ツアー初優勝に王手をかけた。

 9月に左手親指を痛めて戦線離脱。2週前のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースで復帰したが予選落ちした。練習量が不足している中で、難しい位置を狙いにいくなど欲を出し過ぎたという。「まだできる状況ではないのに、なんで狙ったんだろうと反省した」。それを機にシンプルに考えることを心がけた。寒さの影響で練習量は通常の3分の1だが、「練習してないから、できなくても仕方ないと割り切りができている。気楽にゴルフができている」。これで完全優勝した前週の樋口久子・三菱電機レディースから、5日間トップ。好調の要因はメンタル面にあった。

 ツアー14勝のうち10度は最終日首位スタートからの逃げ切り。必勝パターンのお膳立ては整うが「米ツアーは3アンダー以上は伸ばさないと勝てない。5、6アンダーを出す感じではないと届かないと思っている」と気を引き締める。

 4年前は3打差で出た最終日に風邪で体調を崩し12位。2年前は追い上げ及ばず2位と涙をのんだ。三度目の正直へ「12アンダーですけど、ゼロ(イーブン)からスタートする気持ちでプレーします」と平常心を強調する。変に気負わず、肩の力を抜いて一打一打集中。その先に逆転の賞金女王と、東京五輪切符が見えてくる。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2019年11月10日のニュース