TOTOジャパンC 渋野 2日連続「69」 首位と6打差V圏内「ビッグスコアが出れば…」

[ 2019年11月10日 05:30 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日 ( 2019年11月9日    滋賀県大津市 瀬田GC北C=6659ヤード、パー72 )

9番、ラーセン(左)にボールマークの移動をジェスチャーで求める渋野(撮影・平嶋 理子)     
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 米ツアーならではのハプニングに見舞われながら、2日連続の69。順位を2つ上げてムービングデーを終えた渋野は、自らに及第点を与えた。

 「出だしが良かった分、もう少し(いいスコアを)出したかったっていうのはあるんですけど…。まあ、ボギーを最小限に抑えられたのはよかったかな」

 9番グリーン上での出来事だ。同組のラーセン(デンマーク)に埋め込むタイプのマークに替えるか、マークをずらすように、英語でお願いした。しかし、なかなか伝わらず、先に打てという意味だと勘違いしたラーセンが、ボールを手に取るシーンもあった。最終的には伝わったが「ため息をつかれちゃった…。すみません」と悲しそう。21年から米ツアー挑戦を目指す20歳は「しゃべれないといけないって、実感しました。英語を習おう、頑張ろう」と自らに言い聞かせた。

 一方、同じグリーン上でプレー面では勝負強さを発揮した。3番、4番といずれも4メートルのスライスラインを沈めてスコアを伸ばした。「めっちゃ気持ちよかった!あの距離が入ったら凄くいい」。後半はチャンスが少なかっただけに、大きな2バーディーになった。

 今週からパターのライ角を68度から69度に1度アップライトに変えている。構えを完成させる過程でフラットにソールできておらず、その癖を直すための措置。前日にはスライスの転がりが合っていないと話していたが、「パッティングが良くなった」と渋野。青木翔コーチも「ヘッドをきちんとソールできるようになったことで、転がりが良くなった」と証言した。

 首位と6打差で迎える最終日。目指すはもちろん、8打差を逆転したデサントレディース東海クラシックの再現だ。「出だしからしっかり攻めのゴルフを。ビッグスコアが出ればチャンスはあると思うので、しっかりバーディーが取れるように頑張ります」。1番から、攻めの姿勢を貫く。 

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