勇太が走って正岡が追う 東北福祉大“師匠”にピタリ1差

[ 2016年11月27日 05:30 ]

男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン 第3日 ( 2016年11月26日    高知県安芸郡 Kochi黒潮CC=7315ヤード、パー72 )

池田勇太は正岡竜二(左)とともに17番でバーディーパットを沈め笑顔で18番ホールに向かう
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 賞金シードキープに崖っ縁の正岡竜二(33=グランデュール)が67をマーク、通算12アンダーで首位と1打差2位をキープした。同組の池田勇太(30=日清食品)に食い下がり、ボギーなしで5バーディーを奪取。賞金シード確保どころか、初優勝を狙える位置につけた。賞金王争いをする池田は67を出し、通算13アンダーで首位を守った。

 どかっと座った池田の横で、正岡は体を小さくしていた。初の最終組で池田に食い下がり、スタート前と同じ1打差でホールアウト。2人並んでの会見では、東北福祉大の2年後輩だが“師匠”とも呼べる存在の池田に何度も感謝した。

 「奇跡ですね。普段から(池田と)一緒に練習ラウンドさせてもらっているから気楽な気持ちで回れた。上がってみたらこんないいスコアだった」

 賞金ランクはシード圏外の88位。池田から賞金シード確保を“厳命”されて、出場できなかった前週までの2週間は故郷の沖縄でみっちりと合宿を張った。風邪をひいたものの、おかげで力みが消えたという。池田と同組だったこともプラスに働き「緊張もせず、勇太のオーラで喝を感じながらできた」。8番でこの日初めてのバーディーを奪うと、17番では「奇跡だった」と2人が声をそろえた8メートルの下りのバーディーパットを入れた。18番パー5もアプローチで1メートル弱に寄せて3連続バーディー。ボギーなしでの67は、池田の存在があってこそだった。

 3日続けて60台をマークし、最終日を初めて最終組で回る。本来なら気分のいい会見になるはずだったが、池田から手厳しい“ダメ出し”を連発された。「兼ね備えたものはあるのに取り組み方が甘ちゃん」「体づくりから始めてもらいたい」などなど。一つも反論できずタジタジだった。

 20位で252万円を獲得すれば82位の賞金シード圏内に入る可能性があるが、初優勝も狙える好位置だ。「それは全くない。勇太についていくのが精いっぱい。来年の仕事場を確保して、報告できれば」と話すと、池田から「報告しなくても分かるわっ!」とツッコミが入った。

 ◆正岡 竜二(まさおか・りゅうじ)1983年(昭58)5月21日、沖縄県出身の33歳。10歳からゴルフを始め、西原高時代に九州ジュニア優勝。東北福祉大時代に九州アマ優勝。06年にプロ転向。14年のフジサンケイ・クラシックで自身最高位の7位に入り、初の賞金シード獲得。1メートル75、80キロ。

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