【内藤雄士の目】松山&遼 リスク管理し1つ伸ばしたのは合格点

[ 2016年11月27日 07:10 ]

男子ゴルフ 国・地域別対抗戦W杯 第3日 ( 2016年11月26日    オーストラリア・メルボルン キングストン・ヒースGC=7111ヤード、パー72 )

7番、ティーショットを放ち第2打地点へと向かう松山(左)と石川遼
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 ティーショットを打つ順番を初日と変えた作戦は成功だったと思う。松山がアイアンショットでチャンスをつくって石川がバーディーパットを決めるというコンビネーションは完璧といって良い。

 1つしかスコアを伸ばせなかった原因は惜しいパーパットを外してしまったことだ。序盤で微妙な距離のパーパットを決めていれば流れが良くなり、もっと伸ばせていた可能性が大きい。またパー5でバーディーが1つしか取れなかったことも響いた。

 フォアサムで強引に攻めることは大叩きにつながる。首位なら守ればいいし、もっと下位なら攻めるしかないが、6打差を追いかける立場ではリスク管理をしながら少しでも伸ばすという難しいゴルフになる。その状況で1つ伸ばしたことは十分に合格点だと思う。

 7打差がついて優勝は厳しくなった。デンマークが伸び悩むことが条件で、50台近い爆発的スコアが必要になる。最終日は良い意味で開き直って、伸び伸びとプレーしてそれぞれの良いところを出してほしい。(ツアープロコーチ)

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2016年11月27日のニュース