【岡崎真の目】羽生 ミスすら“伸びしろ”350点到達の予感

[ 2016年11月27日 07:55 ]

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦 NHK杯第2日 ( 2016年11月26日    札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

表彰台へ突然ダッシュし、1番はオレとばかりにジャンプして飛び乗る羽生
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 前日のSPも含め完璧な出来でなくても合計で300点を超える羽生というスケーターは、改めて恐ろしいレベルに達していると感じた。

 フリー冒頭の4回転ループはSPよりましとはいえ、回転軸は外れていた。それを着氷までこらえ、GOE(出来栄え評価)による加点まで引き出している。連続ジャンプの予定だった2度目の4回転サルコーで転倒し、ルール上基礎点が3割減となり、GOEによる大減点もあった。3度まで可能な連続ジャンプが2度になった上、3連続ジャンプの最後も2回転になったが、それすら単なる伸びしろと言っていいのかもしれない。

 一方、ジャンプの成否に集中したためか、今季初戦のオータムクラシックに比べ、表現力にはやや陰りがあったように思えた。SPのときのように5項目の演技点で10点を付ける審判がいなかったことなどが、それを裏付けているのではないか。ジャンプにメドがたってきた今後は、プログラム全体の表現にも気を配っていけば、完成度はさらに高まる。調子が右肩上がりなのは間違いないところで、そう遠くない未来に合計350点(世界歴代最高は昨年のGPファイナルで羽生が記録した330・43点)の域に達する予感がする。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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