GPファイナルは例年以上の激戦 フェルナンデスにチャン、宇野も

[ 2016年11月27日 09:00 ]

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦 NHK杯第2日 ( 2016年11月26日    札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

フォトセッションする左からネイサン・チェン、羽生結弦、田中刑事
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 男子のGPファイナルは例年以上のし烈な争いが予想される。羽生の最大のライバルは同じブライアン・オーサー・コーチの指導を受ける、世界選手権2連覇中のハビエル・フェルナンデス(スペイン)だろう。今季もロシア杯、フランス杯で2連勝するなど安定したパフォーマンスを発揮している。

 スケートカナダで羽生を抑えて優勝した元世界王者のパトリック・チャン(カナダ)も怖い存在だ。抜群のスケーティングスキルと表現力に加えて、今季は新たに4回転サルコーに取り組むなど意欲的で、中国杯も制した。銀メダルに終わったソチ五輪後、1年休養したが、完全復活の兆しを見せている。

 進境著しい日本の18歳、宇野昌磨(中京大)も面白い。今年の春に世界で初めて成功させた4回転フリップを武器に、スケートアメリカで優勝。ロシア杯も2位となり、安定感が増している。昨季のファイナルは3位に食い込んだが、今季は十分頂点も狙える位置にいる。

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2016年11月27日のニュース