「反省して努力した」鶴竜に師匠・井筒親方“よくやった”

[ 2016年11月27日 08:30 ]

大相撲九州場所14日目 ( 2016年11月26日    福岡国際センター )

優勝を決め、支度部屋で取材に応じる鶴竜
Photo By スポニチ

 師匠の井筒親方も弟子・鶴竜の3度目の優勝に万感の思いだ。「腰の調子が良くなったのがうれしい。ケガをしたら苦しいけど、鶴竜は反省して気持ちを切り替えて努力していました」と逆境を乗り越えた精神力を手放しに褒めた。今場所の相撲は「腰が良くなって立ち合いに重さが出た。野球で言うとスピードはないけど重くて打てない球」と表現。器具を使ったトレーニングを少なくして土俵上での稽古を大切にしてきたことが結果につながったという。 14日目取組結果

 さらに「相手の下手を殺す出し投げが見事だった。肘がよく締まってね。横綱は下手ではなく上手で相撲を取らないといけないから」と技術に円熟味が増していることに目を細めた。現役時代はもろ差し名人で業師としてならした師匠らしく、最後は「(相撲の技術に)完成というのはないからね」と付け加えた。

続きを表示

2016年11月27日のニュース