真央 スマイルで金色の舞 伝えたい「笑顔って素晴らしいんだよ」

[ 2014年2月23日 04:25 ]

エキシビジョンで観客を魅了する浅田

 ソチ五輪フィギュアスケートのエキシビションが22日に行われ、日本は羽生結弦(ゆづる、19=ANA)、町田樹(23=関大)、高橋大輔(27=関大大学院)浅田真央(23=中京大)の4人が出場した。

 浅田は金色の衣装をまとい、チャプリンの名曲「スマイル」の旋律に乗せ優雅な演技を披露。「I see friends shaking hands」の歌詞に合わせリンク脇のスタッフに手を伸ばし握手をするおちゃめな一幕も。演技を終えると「くじけそうなときも辛いことがあっても、笑顔って素晴らしいんだよということを伝えたいなと思いました」と曲に込めた思いを明かした。

 6位ながら推薦で出場した高橋は「本当は出られないんですけど、推薦してもらって。緊張していたんですけど楽しく滑ることができました」と笑顔。黒縁メガネにマフラー姿というユニークな姿で情熱的なエアギターを披露した町田は「今後の人生で、ソチ五輪という舞台は大きな糧になる」と 充実感たっぷりに語った。

 羽生は「白鳥の湖」に乗せ金メダルにふさわしい華麗な滑り。「今回ソチオリンピックで自分なりに4年間の集大成を出せるようにしたんですけど、その4年間の中に震災があるので。震災で起きた苦しみ、その中から立ち上がろうとする兆しを感じてもらえたらと思いました」と五輪を振り返った。

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