坂下9位 Sトラック日本勢個人また入賞ゼロ

[ 2014年2月23日 05:30 ]

韓国選手(右)に妨害を受けたとして救済され準決勝に進んだ坂下(中)

ソチ五輪ショートトラック男子500メートル

(2月21日 アイスベルク・パレス)
 ショートトラックは10年バンクーバー五輪に続き、個人種目で入賞なしの惨敗に終わった。21日の男子500メートルで坂下里士(24=トヨタ自動車)が準々決勝を救済措置で突破し、今大会の個人種目で唯一の準決勝進出となったが、同1組5着で敗退した。女子1000メートルの酒井裕唯(26=日本再生推進機構)は準々決勝の2組4着で準決勝に進めずに13位に終わった。

 不振続きの日本勢で、最後の希望はいとも簡単についえた。男子500メートル準決勝1組。坂下は見せ場すらつくれず、最下位の5着。日本はバンクーバー五輪に続き、男女計6つの個人種目で入賞なしの惨敗。坂下は大粒の涙をこぼした。「全然、力が足りていない」。メダル獲得を公言していた強気な男は悔しがった。

 準々決勝では韓国選手と接触して転倒し、救済措置で進んだ準決勝は大外の5コースに入った。「ぎりぎりじゃないと勝てない」とスタートで勝負をかけたがフライング。警告を受けた再スタートではうまく飛び出せず、最後方のままレースを終えた。

 抜群のダッシュ力とスピードを生かすため、短距離に狙いを絞り、昨秋のW杯韓国大会で5位に入るなど成果を残した。だが、五輪で世界との差をあらためて痛感。「余計なことをせず、4年間かけて、この距離の練習をしたかった」と、それぞれの距離に特化した強化が必要だと訴えた。

 ショートトラックは500、1000、1500メートルの3つの距離を全てこなすのが一般的で、毎年開催される世界選手権も3距離の総合得点最上位が優勝となる。男子のビクトル・アン(ロシア)は韓国代表だった06年トリノ五輪に続き、今大会で3冠を達成した。国内の五輪代表決定方法も、その流れに沿っていた。今回は各距離4レースずつ、計12レースの総合得点上位8人を選考対象とし、各距離別の成績上位を選出。スペシャリストにも、ある程度の総合力を求めていた。

 日本代表の杉尾憲一コーチは次回の五輪代表選考方法について「検証する必要がある」としながらも、「まず総合的な能力を伸ばす必要がある」と話した。惨敗を繰り返さないためにはまず何から手をつけるべきか、強化の方向性はまだ見えない。

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