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住宅街の池の日没前 会心タナゴ30分4匹 河川や湖沼は禁漁でも激アツです

[ 2026年1月16日 05:30 ]

池のほとりに座り、タナゴを釣る筆者
Photo By スポニチ

 【公園に行こう】タナゴ釣りは冬が熱い。わずか数センチの魚ゆえの微妙な当たりに加え、そろそろ出始める婚姻色の美しさなどがファンを引きつける。河川や湖沼は禁漁シーズンでも、田畑の用水路や公園の小さな池にもいて気軽に楽しめるのも魅力だ。ネットで見つけた都内の公園に行ってきた。(コブナ釣り師)

 冷たい風が吹き抜ける住宅街。小さな橋の下に、その池はあった。先客は3人。階段を下り、常連らしき初老の男性に「タナゴ釣れてます?」と声をかけた。「うーん。寒いからねえ。そんなには…」。釣り人の自己申告は大抵控えめ。とりあえず釣れるならいい。数は求めていない。

 既に午後4時前。日没まで約1時間。男性は「もう帰るところだ」という。釣り座を相談すると「そこにベテランがいるから隣にしなよ」と仲間らしき同年代の男性を教えてくれた。40代の男性と一緒に座っていたが、「間に入りなよ」と言うので遠慮なく入らせてもらった。

 共に「あと1匹釣ったら帰る」という。池の情報がネット検索では十分得られなかったので「深さどれくらいですか」などと慌てて質問を始める。95センチの竿、餌はマルキユー「いもグルテン」のマヨネーズ練り、ウキ下20センチ強で打ち込む。

 当たりは意外にある。気温6度と寒い割には活発で、ウキ下の黄色いシモリがふわふわ揺れる。だが合わせても合わせても不発。たぶん練り餌が大きい。タナゴの小さな口に入るにはハリ先に1ミリの玉が付けばいいが、出発前に急いで練ったのでやや硬く、いい大きさにならない。

 何とか餌のクセをつかんだ4時15分ごろ、スッと沈むウキに小さく合わせたら来た!穂先がたわむ心地よい引き。引き抜くと2センチちょいのバラタナゴ。まだ婚姻色は出ていないが、とりあえず1匹釣れて良かった。「おめでとうございます」と40代男性も祝福してくれた。

 男性も「僕もここは初めて。ネットで見つけて来ました」という。実はタナゴが釣れる池を探すのは結構難しい。SNS情報の多くは場所が特定しにくい形で投稿されている。男性は「釣り場風景も断片的なものが多いけど、それを特定していくのも面白い」と一段上の楽しみ方を教えてくれた。

 やがて彼にも“最後の1匹”が来て納竿。帰り際にタナゴが十数匹入った盆を見せてくれた。多くはバラタナゴだが珍しいアブラボテもいた。「“本職”は渓流釣りですが、冬の間にと始めたタナゴ釣りにすっかりハマりました」と笑った。

 1人残された筆者は4匹まで釣果を伸ばした。全てバラタナゴ。キリの良い5匹で終わろうと思ったが、4時半を過ぎると暗くなってきた。ウキもほとんど心の目で見ている。気温も5度を切った。粘ったが、5時を過ぎるとウキが完全に見えなくなった。初めての釣り場で実質30分4匹なら悪くない…と言い聞かせ、釣り場を後にした。

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