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シマアジ狙って3・3キロ“紅葉ダイ”期待ダ~イ 台風去って絶好シーズン到来!!10キロ級も出るゾ

[ 2024年9月14日 04:30 ]

3・3キロの大ダイを釣り上げた小沢さん
Photo By スポニチ

 千葉・南房の千田沖でシマアジが釣れている。台風一過の海、最高級の獲物を狙って出船。簡単に釣れないのは分かっていたが、結局本命は不発。もっとも3キロ超の大ダイは顔を見せ、これからが本番の“紅葉ダイ”への期待が膨らんだ。(千葉 朗)

 南房の千田港を午前5時半出船。第一かどや丸では、毎年この時季にシマアジ狙いのマダイ五目に出船するが、今年も8月のお盆明けからシマアジが顔を出し、1~2キロ級が上がっている。

 今回は、台風が抜けて初めての出船。寿司ネタとしても飛び抜けて高い最高級魚、シマアジを狙って出船した。シマアジのポイントは極めて近い。出船して10分も走らない。いつもマダイやイサキを狙う場所だ。

 仕掛けは80号のビシ、天ビンにクッション1メートル。ハリス5号8メートルの1本バリ。「水深28メートル、タナ20メートルで始めてください」と的場良明船長。指示ダナより少し下でコマセを振り、タナに合わせて当たりを待つと、すぐに竿先に魚信。小気味いい引きで上がってきたのは良型のイサキ。ここのイサキはハリス5号でも関係なく食ってくる。イサキはその後も、ポイントを流し替えるたびに1匹、2匹と釣れてくる。ハリスを細く短くすれば数釣り間違いなしだ。

 イサキに交じってマダイもポツポツ顔を出す。そうこうするうちに、右舷のトモで、竿を満月にして格闘が始まった。何度も竿をのされながら、赤い巨体が海面を割って浮上した。3・3キロの見事な大型マダイ。釣り上げたのは埼玉県草加市の小沢真吉さん。毎週来ているという86歳の常連さんで「先月はシマアジも上げたんですよ」と満面の笑みだ。

 紅葉ダイというには早すぎるが、千田沖は10キロ級のビッグサイズも顔を出す。筆者も3月末に乗っ込みに当たり、1~2・5キロのマダイを13匹釣り上げた。マダイの魚影の濃さでも一級の釣り場だ。

 しばらくすると、一気の強烈な引きで竿が満月にしなり、急いでドラグを緩めると道糸が走った。すわ、シマアジか?と何度かやりとりするうちにプツンッとハリスが切れた。船中、ほぼ全員がそんな目に遭い「サメだろう」ということになった。

 残念ながら、この日はここまで。シマアジは不発で午前10時半過ぎに納竿、本命は次回に期待。そしてそろそろ紅葉ダイの盛期がやってくる。


 ▼的場船長 台風通過後初めての久しぶりの出船でした。8月は釣れていましたが、今日は中盤にサメの群れが入って苦戦しました。シマアジ狙いはハリス5号8メートルがお薦めですが、切られることもあります。マダイやイサキは周年釣れますが、シマアジに限らず、ワラサやカンパチなど秋は青物にも期待です。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、千田・第一かどや丸=(電)0470(43)1432。集合は午前5時、乗合料金は1万2000円。

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