G1周年記念競走展望

【G1江戸川大賞】早稲田スポーツの学生が突撃取材

[ 2015年6月12日 05:30 ]

「BOAT RACE 365」の前でVサインを見せる早稲田スポーツの3人(左から高柳さん、藤川さん、東さん)
Photo By スポニチ

 早稲田スポーツとスポニチのコラボ企画が実現!編集長の高柳龍太郎さん(20)、東哲也さん(21)、藤川友実子さん(21)の3人がボートレース江戸川に初めて訪れた。実際にボートレースを見て、スピードと迫力に驚き、外向発売所「BOAT RACE365」では江戸川以外の関東4場(桐生・戸田・多摩川・平和島)や最大8場を売っていることも学び、その便利さについて取材も行った。

 外向発売所「BOAT RACE365」に足を踏み入れた3人は人の多さにびっくりした。早スポ編集長の高柳龍太郎さんは「自分がイメージしていたよりもきれいでびっくり」。東哲也さんは「平日なのでガランとしていると思ったら、賑わっていてびっくり」。藤川友実子さんは「室内はもっと暗いのかなと思ったが、明るくてびっくり」と入ってすぐにボートレース場のイメージが180度変わった様子だった。

 早速、和をイメージしたボートレース江戸川自慢の指定席「MIYABI」に向かい、レストラン「takebue」で簡単にボートレースのレクチャーを受ける3人。6艇でレースを行い、公営競技で最も数が少ないことや、インが有利なこと、モーターやボートは抽選で選ぶこと、一番稼ぐ選手は2億円超え、全選手の平均年収は約1600万円あることや、女子選手だけのレースに人気があることなど短時間でボートレースの知識を次々と吸収した。また、レストラン「takebue」では明日から行われる開設60周年を祝って、通常1500円の「特製・鉄火丼」を16日(火)限定で先着60人に100円で販売することを知り「100円ですか!」とまたまたびっくりした。

 次に「MIYABI」の女性専用ルーム「かぐやひめ」やリラクゼーションルーム「パワースポット」などを見学。藤川友実子さんは「やっぱり女性専用の部屋があると来やすい」と喜んだ。さらにカラオケルームもあると聞きつけた3人は、せっかくなので見学。「ここで打ち上げをしたい」と気分は更に盛り上がった。

 そしていよいよ水面で実際にレースを観戦。ボートレース初心者の3人はビギナーズラックを狙って舟券も購入。結果は(6)(5)(2)の万舟決着。3連単12万9780円の配当に3人は「100円が約13万円ですか!?」とまたまたまたびっくり。ボートレースには夢があることを実感した。

 ≪ファンにインタビュー敢行≫
 多くの人がモニターに目線を送る「BOAT RACE365」の驚きの光景に早稲田スポーツ魂に火が付いた3人。来場者に江戸川以外の関東4場が買える魅力やボートレースをやり始めたきっかけなどを取材することにした。最初は比較的若そうな男性にトライ。ここにはよく来るのかと問いかけると「そんなには来ない。時間が空いたときに来る」との回答。江戸川以外の関東4場が買えることについては「好きな場の好きな選手を見られるので、自分はいいと思う」と選択できるのはファンにとてもうれしいことのようだ。更にボートレースの魅力を聞くと「一番はスピード。まさに舟の格闘技。水面は陸とは違う。水上というのに興味がある。あと、企画レースが魅力的。インに強い選手がいて買いやすいレースがある」と番組も魅力の一つと力説。30代で飲食店勤務だという男性は最後に「一番とっつきやすいのは場でペアボートに乗ってみるのがいい。1回乗ればやみつきになるよ」とアドバイスしてくれた。

 続いて3人仲良く座ってモニターを見る年配のファンに突撃した。代表して質問に答えてくれたのは60代の会社役員の男性。ボート歴45年でボートレース場には年中くると言い、魅力については「かっこいいよね。水上の格闘技っていうのがいいネーミングだな」と教えてくれた。江戸川以外の関東4場が買えることについては「江戸川以外も全部やりますよ。暇さえあれば。今日はここと決めてやるのもいい。選択肢が増えるのは面白いし、いいこと」とおだやかに答えてくれた。「昔はギャンブルって感じだったけど今はレジャーの人が多い。あか抜けたよ。女の人も来ているし、SGやっていると若い人も来るよ」とボートレースも時代と共に変わっていったようだ。

 ≪取材後記≫
 ▼高柳龍太郎(早稲田大学文化構想学部3年) 最初はとっつきにくいスポーツで、舟券の買い方が難しいと思っていた。実際は舟券の買い方も分かりやすく、内側の艇が強いとか勝率の良いエンジンが強いとか、場に置いてある出走表を見ただけでも舟券を買えるなど、ちょっと勉強すればもっと分かると知った。実際に舟券を買ってみるとその選手を応援する気持ちが出てきて、レースを見る熱も上がる。レースは迫力がすごい。水しぶきや音もすごい。もっとボートレースの事を分かるようになると自分で考えて買えるようになり面白いと思う。

 ▼東哲也(早稲田大学文化構想学部3年) ギャンブルをしたのが人生初めてだった。今までは敷居が高く、足が遠のいていた。きょうのようにきっかけがあって、やってみれば楽しいものだと分かった。出走表の読み方も知っていれば面白いのだが、読めるように誰かが教えてくれるとうれしい。僕はきょう学べたのでまた来てみたい。レースは舟券を買っていると見ていて盛り上がる。負けるとやっぱり悔しい。間近で見ると音がすごいし、スピードが結構出ていて、思っていたよりも速い。またチャレンジしたい。 

 ▼藤川友実子(早稲田大学政治経済学部政治学科3年) 友達が戸田に住んでいて一度戸田ボートには行ってみたいと思っていたが、おじさんがいっぱい乗っているバスに乗るのにはちょっと抵抗があった。女性専用バスがあるとうれしい。だからきょうは江戸川ボートに来られてよかった。「BOAT RACE365」ではいろんな場のレースが見られるので楽しそう。ペアボートにも乗ってみたい。生で見てもスピード感があるスポーツなので、実際に乗ってみたらどういう感じか気になる。レースを実際見ると自分が舟券を買った人を応援したくなる。ボートレーサーはかっこよかった。スピード感やターンで回るところなど今まで見たことがないスポーツだった。水面と距離が近くて迫力があった。また舟券を買ってみたい。

 ▼早稲田スポーツ 早稲田スポーツ新聞会が発行する学生スポーツ新聞の先駆け的存在。昭和34年11月17日創刊号発行。年12回発行。その他野球部・ラグビー部優勝時に号外を発行。早稲田大学各キャンパスで無料配布(早慶野球号のみ1部100円)。定期購読も可(年4000円)。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る