G1周年記念競走展望

【三国G1 北陸艇王決戦】今垣光太郎が気合MAX「地元の記念は特別」

[ 2018年12月3日 05:30 ]

地元周年に気合いが入る今垣光太郎
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 賞金レースは一段落しても、熱気は衰えない。「開設65周年記念G1北陸艇王決戦」は4日に開幕する。年末G1ということで、来春のSG戸田クラシック出場権が話題の中心。地元エースの今垣光太郎(49)もまだ権利はない。ここを勝って権利が欲しい!!また、グランプリ出場組は勢いが欲しいし、G1初タイトルが欲しいメンバーもズラリ。欲しいものがいっぱい詰まった師走のG1だ。

◎今垣、三国の調整に絶対的自信「中堅以上引ければ大丈夫」

 地元の総大将として、今垣光太郎が気合い十分だ。過去に3度獲得しているタイトルだが、今回戴冠となれば大きな意味合いを持つ。現状、来年のSG出場権がないからだ。クラシック権利ゲット、ひいてはオーシャンカップ出場に近づきたい。

 「もちろん(SG出場権獲得は)頭の中にあります。当然狙っていきます。それが地元でなら、なおさらです。地元の記念は特別。若いときから意識していました。力が入るし、負けないという気持ちで戦います」

 勝負への貪欲さはファンからの圧倒的な支持を得るが、年齢を重ねてもその姿勢には変わりない。今回の出場メンバー中では最古参ということもあって、福井支部勢の活躍を望みながら自身の頂点を見据える。

 「地元の誰かが優勝すればそれでいいですが、もちろん優勝を狙います」

 近況のリズムもまずまずだ。9月の桐生周年では優出。11月の鳴門ダイヤモンドカップでは準優出を果たした。「リズムはいいとは言えないけど、鳴門で久々にいいエンジンを引いて上向いてきたかな」。今年の三国では5節全てで予選突破。G2を含めて4優出を果たし、2Vを挙げている。ここで一気の跳躍といきたい。

 「三国の調整はわかっているつもりです。ただ、悪いエンジンを引いたら直し切れないことも多い。エンジン抽選がカギですね。中堅以上のエンジンを引ければ大丈夫です」

 前検日に後ろ向きなコメントが聞かれなければ楽しみ。突っ走れ、コータロー!

◎総展望

 V候補にまず挙げられるのは石野だ。三国で直近に開催されたSG・15年オーシャンカップを制している。芦屋チャレンジカップでもキッチリ優出するなど、5年連続となるグランプリ出場をつかみ取った。今節ではずみを付けたい。

 今年SG2V、G1・3Vを挙げて賞金ランク1位の毒島は、勢いに乗って当地での特別競走初Vを狙う。惜しくもグランプリ出場を逃した松井だが、当地はSGもG1も制している“ドル箱水面”。ここが終わればF休み。まだ持っていないクラシックの権利もとっておきたい。

 福井支部勢は8人出場する。当然、他支部に優勝を渡すつもりはない。ベスト6入りを果たした中島はもちろん、グランプリシリーズに出場する萩原も地元周年初制覇をうかがう。

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