橋田康　ジャニーズ新会社名のファン公募に複雑な思い「ファンの方に責任を渡すじゃないけど…」

橋田康のインスタグラム（＠yasushi_mol）から

　ジャニー喜多川元社長（2019年死去、享年87）による性加害問題で、被害を訴えていた元ジャニーズJr.で俳優・橋田康（38）が2日、日本テレビ系「news　every.」（月～金曜後3・50）に生出演し、この日ジャニーズ事務所が開いた会見で発表された新会社について見解を語った。

　従来の同事務所は「SMILE－UP.（スマイルアップ）」に社名変更され、被害者救済や補償に特化。一方、東山紀之を新社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。

　東山社長は「個別に契約を結ぶエージェント会社といたします。この制度では、すべての会社に委ねたり縛られることなく、タレント自らが活動の方向性に応じて、自分自身で活躍の場を求めることになる」と説明した。

　会社とタレントの大きな関係性の変化。「タレントにとって活動しやすくなるか？」と聞かれた橋田は「僕は思います」と答え、「性加害問題がくっついてしまったことで、企業さんが契約しづらかったり、継続しづらかった問題があると思う」と指摘。「見え方の問題もあると思いますけど、いちタレント、グループが一つの企業体としてやっていますという形上、そういうものが取れれば、性加害とは違った路線でお話ができるのかなと思います」と見通しを語った。

　社名はファンクラブから公募するとしたが、橋田は「僕はちょっとあまり肯定的にはなれない」と本音を口に。「発信力のある、政治力のある大きい会社だったので、何を打ち出しても批判されてしまうと思う。ジャニーズのブランドがあった上の決断なので。ファンの方に責任を渡すじゃないけど、何か批判があった時に“ファンの人が決めたから”となってしまうのが怖いなと思いました」と、理由を説明した。