ジャニーズ会見のポイントは？内容次第でテレビ各局、スポンサーの今後の取引への判断材料に

[ 2023年10月2日 04:55 ]

　創業者である故ジャニー喜多川元社長の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所がきょう2日午後2時から、都内で記者会見を開く。マネジメントなどを担当する新会社を立ち上げ、そこに所属タレントらが移籍することなどを発表する。

　会見のポイントは主に6つ。

（1）社名の変更

（2）ジュリー氏が100％保有する株式について

（3）ジャニー氏の性加害に遭った被害者の補償の具体的な説明

（4）所属タレントとスタッフの今後

（5）新会社の出資者

（6）チーフ・コンプライアンス・オフィサーの人選

　社名とともに、ジュリー氏が株式を持ったままだと何も変わらないとの批判に対してや、被害者の補償の進捗（しんちょく）状況など、前回の会見では不十分だった点について、どこまで納得が得られる説明があるのか注目される。社内で法令または社会的ルールが順守されているかを厳しくチェックする役割のチーフ・コンプライアンス・オフィサーに誰が就くのかも重要になってくる。

　会見で何が話されるかは、テレビ各局、スポンサー企業にとっては、今後の取引についての大きな判断材料となる。

　≪前回の会見と同様テレビ各局生中継≫　9月7日の会見と同じく、NHKと民放各局は午後2時からの会見を生中継する予定。日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」、TBS系「ゴゴスマ」は番組内で中継。フジテレビは報道番組「Live　News　イット！」を前倒しする。テレビ朝日も放送予定のドラマ「科捜研の女」を中止し中継することになる見込み。一方、テレビ東京はきょう2日も独自路線で、ニコラス・ケイジ（59）主演のアクション映画「コード211」を放送する。

　≪「ジャニーズ」由来のグループ名どうなる≫　会見では「ジャニーズ」が由来となっている「関ジャニ∞」、「ジャニーズWEST」、東西の「ジャニーズJr.」の名称変更にも注目が集まる。ジャニーズWESTの中間淳太（35）は9月29日に生放送されたテレビ番組で「WEST全員、名前を変えるつもり」と発言していた。