過去の大河1人2役は?「どうする家康」北川景子“母娘”お市→ラスボス茶々!血縁のない“別人”ケースも

[ 2023年9月24日 20:43 ]

大河ドラマ「どうする家康」第36話。注目の茶々役は北川景子!お市の方役と1人2役は放送をもってサプライズ発表となった。徳川家康に銃口を向ける衝撃の初登場――(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は24日、第36話が放送され、物語中盤まで織田信長(岡田准一)の妹・お市の方役を好演した女優の北川景子(37)が、お市と浅井長政(大貫勇輔)の間の浅井3姉妹の長女にして豊臣秀吉(ムロツヨシ)の側室・茶々役で事前告知なしのサプライズ再登場を果たした。キャスト未発表で誰が演じるのか注目された今作の“ラスボス”茶々だが、この日のラスト約1分半、徳川家康(松本潤)に銃口を向ける衝撃の初登場。サプライズ1人2役に、SNS上には驚きの声などが相次ぎ、騒然となった。2役同時オファーで、制作統括の磯智明チーフ・プロデューサー(CP)は「織田家の系譜を継ぐ市と茶々は同じ俳優さんに演じていただきたい、と当初から考えていました」と“秘策”だったことを明かした。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 北川も「お市役と同時に、茶々役のオファーも頂いていました。最初は1人2役だと見ている方を混乱させてしまわないかと不安も大きかったのですが、お引き受けすると決めたからには、しっかりと演じ分けたいと思いました。声の出し方や表情の作り方はもちろん、かつらの形や衣装も相談させてもらって、扮装の力も借りながら、お市とはまた違う、強さや危うさを併せ持った人にできればなと」と役作りに余念がない。

 古くは78年「黄金の日日」の竹下景子(今井宗久の妻・桔梗→娘・しま)ら、大河ドラマの1人2役は過去に多数。血縁のない全く別人の2人を演じたケースもある。

 今回は幼少期に家康に恋心を抱いていたお市役から一転、「大坂冬の陣」(慶長19年、1614年)「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)で家康に立ちはだかる茶々役。北川の演じ分けに期待が集まる。

 ◇近年の大河ドラマ1人2役
 03年「武蔵 MUSASHI」仲間由紀恵:八重(佐々木小次郎の許嫁)→琴(八重と瓜二つ、小次郎の恋人)
 04年「新選組!」優香:お幸(深雪太夫)(近藤勇の愛妾)→お孝(姉→妹)
 07年「風林火山」池松壮亮:武田勝千代(武田信玄の幼少期)→四郎(信玄の四男・武田勝頼)(父→子)
 09年「天地人」加藤清史郎:樋口与六(主人公・直江兼続の幼少期)→竹松(兼続の長男)(父→子)
 10年「龍馬伝」草刈民代:坂本幸(坂本龍馬の母)→お登勢(寺田屋の女将)
 11年「江~姫たちの戦国~」芦田愛菜:茶々→千(茶々の妹・江の長女)(伯母→姪)
 17年「おんな城主 直虎」梅沢昌代:たけ(直虎の乳母)→梅→松(おば→姪・姉→妹)
 19年「いだてん~東京オリムピック噺~」杉咲花:シマ(日本女子スポーツの先駆者)→増野りく(母→娘)
 19年「いだてん」浜野謙太:伊藤博文→三波春夫
 23年「どうする家康」北川景子:お市の方→茶々(母→娘)

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