安田菜津紀氏 ジャニーズ性加害問題に「大前提として子供や未成年に対する未曽有の性加害がある…」

[ 2023年9月24日 09:46 ]

東京・赤坂のTBS
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 フォトジャーナリストで海外、日本で貧困や災害、難民問題を取材している安田菜津紀さんが24日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。故ジャニー喜多川元社長の性加害問題について言及した。

 ジャニーズ事務所は7日に開いた会見で、故ジャニー喜多川元社長による性加害を認め、謝罪した。今後は被害者への謝罪や救済、補償を行い、そのための対応窓口を設置。19日には取締役会後に公式サイトで、社名変更を検討していることなどを明かしている。

 番組では、スポンサーのジャニーズ離れが進んでいることや、被害を訴えていた元ジャニーズJr.で俳優・橋田康が、同事務所の東山紀之新社長から、直接謝罪されたことなどを伝えた。

 安田氏は「これって、もう大前提として子供や未成年に対する未曽有の性加害があるわけですよね」と指摘し、「日本社会では、ただでさえ性暴力の深刻さというものが軽視されたりですとか、あるいは単なるスキャンダルとして消費されてきた現状というものがあったと思いますし、こと子供の性被害に関しては、いたずらという言葉にすり替えされてしまって軽んじられてきたと思うんですよね」と持論を展開。

 そして、「それが被害を訴える側に対して、脅迫だったり誹謗中傷だったり、何重もの二次加害を生み出してしまう土壌にもなってきたと思うんですよね」と話した。

 そのうえで、「現時点では、解体的出直しとはほど遠いジャニーズ事務所に対して、じゃあ具体的に何を求めていくのかということももちろん重要なんですけれども、私たちメディアも含めて、その土壌を生み出してきた側もどこまで膿を出し切れるのか、というところが切実な課題ではないかと思います」と自身の考えを述べた。

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