大沢たかお 役作りで20キロ増 漫画実写化への覚悟と危機感「実写化なんてやめろよっていう言葉が…」

[ 2023年9月24日 16:39 ]

大沢たかお
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 俳優・大沢たかお(55)が24日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。俳優・玉木宏(43)、映画プロデューサーの松橋真三氏(54)と対談した。

 大沢は「俳優業やってるけど、とにかく自分の参加した作品が成功してほしくて、みんなに見てほしくて。そのためだったらなんでもいいと思ってる」といい、「キングダム」シリーズで筋骨隆々の将軍・王騎を演じるため、20キロ近く増量。激変した姿が大きな話題となった。

 同作のプロデューサーの1人でもある松橋氏は「自分に対するノルマもハンパない。王騎の役作りも何か言ったわけじゃないけど、オファーしてイエスって言ったら勝手にやってくださると思ってた」と全面的な信頼を寄せていた様子。

 大沢は「最初オファー来た時『ネットで叩かれるもなにも、全部王騎になりますんで』って捨て台詞を残して去って行って」苦笑。

 さらに、監督とインタビューを受けた際には「“ああいう体大きくするイメージじゃなかった”とか言うし。最初に言ってくれよ!って」とボヤく一方、「自分のことは置いておいても、なかなか漫画の実写化が苦戦することもあって。見る人が『実写化なんてやめろよ』っていう言葉が街でも聞かれるようになって。それは仕方ない。今まで我々が積み重ねてきたことにお客さんが信頼を失っている事実があるんだろうなって思って」と、漫画原作の実写化については相当な危機感を持って臨んでいたことを明かした。

 松橋氏は「大沢さんと話していて、配信が世の中で普通になって、世界中のエンターテインメントと日本の映画・ドラマも比較される時代になってる。ちゃんとしたものを作らないと誰も見てくれなくなっちゃうんじゃないかと。日本を代表するハイクオリティのストーリーって漫画を中心にしたものかなと思っていて。いかに資金や日本中のすごい役者さんを集めて、それを大きなプロジェクトとして提案して、世の中に出していかないと、日本のエンターテインメントがなくなるんじゃないかなと思うんです」と同じく、危機感を募らせていたという。

 結局、映画「キングダム」は第3弾まで公開され、シリーズ化される大ヒットに。

 大沢は「キングダムは後がない、失敗できないっていうのがわかってましたから…ようやくキングダムが軌道に乗ったところで、さらに厳しい『沈黙の艦隊』がスタートすることになって。大丈夫かなって思いながらやっていましたね」と、立て続けに漫画原作の実写化作品に出演することになった心境を語った。

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