「THE RAMPAGE」RIKU 上腕二頭筋に込めた覚悟 長丁場のライブ「頼れるのは鍛えた肉体」

[ 2023年6月5日 08:00 ]

自慢の上腕二頭筋を披露するRIKU(撮影・尾崎 有希)
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 【パーカク パーツカクダイ】人気ボーイズグループからメンバーの「自慢のパーツ」を拡大し、深掘りする新企画「パーカク」がスタートします。ダンス&ボーカルグループ情報の専門サイト「トピクル」と連動し、隔週月曜日にお届けします。第1回は「THE RAMPAGE」のRIKU(28)。ボコッと盛り上がった力こぶ――上腕二頭筋に注目です。(吉澤 塁)

 手首から肩にかけた筋肉が、つづら折りのように陰影を映し出す。青く浮き出た血管が脈打つたび、自慢の上腕二頭筋がかすかに振動する。

 「キックボクシングをしているからでしょうか。気がついたら腕が育っていました。肩の盛り上がり、そして血管。今がベストなコンディションですね」

 現在はツアーの真っ最中。そこにピークを合わせ体をつくった。週5、6回のジム通い。バーベルを勢いよく上げ、ゆっくり下ろす。瞬発力と持久力を同時に鍛えるトレーニングだ。ミット打ちやサンドバッグ、走り込みも併せて行い、筋骨隆々の体に仕上げた。

 パーフェクトなボディーをつくることは仕事の一つ。「高級レストランで襟付きのジャケットを着るのと同じように、ベストな状態でファンの皆さんの前に立つことが僕なりのマナーなんです」

 ボーカルでも、ダンスは全力でこなすのがグループの特徴。RIKUはハイトーンボイスと歌詞の表現力が武器だが「肉体を仕上げ、無意識に体が動けばボーカルに集中できる。ライブは2時間半の長丁場。(激しい動きの連続で)意識が飛びそうになる時もありますが、最後に頼れるのは鍛えた肉体」と語る。

 デビューから6年の今年、アリーナまでたどり着いた。夢はドーム、スタジアムと続く。多忙な日々の中、鍛錬を続けるのは容易ではないが「求める未来に近づくために一番楽な方法は、今こそつらい道を選ぶこと」。憧れの元K―1王者でタレントの魔裟斗(44)からもらった金言だ。

 マイクを口元にかざすたびに盛り上がる上腕二頭筋。そこにRIKUの努力と自信が詰まっている。

 ≪「感情が忙しいライブ」真っ最中≫グループは、先月27日からアリーナツアーの真っ最中。タイトルは「16」。メンバーの人数だ。「それぞれの個性が合わさって一つのエンターテインメントになる。視覚的にも音楽的にも、これほど感情が忙しいライブはないんじゃないかな」と力を込める。個人としてはミュージカルに挑戦した。「言葉をメロディーとリズムに乗せて届ける力がついて、ボーカリストとしても学びがあった」と胸を張る。「メンバーそれぞれが成長してアイデアを出し合って作り上げるのが今回のツアー。これはライブを超えたショーなんです」とアピールした。

 ◇RIKU(リク)1994年(平6)8月10日生まれ、埼玉県出身の28歳。高校2年の時にダンススクール「EXPG」の特待生オーディションに合格。14年に「THE RAMPAGE」の正式メンバーに。川村壱馬(26)、吉野北人(26)とのトリプルボーカルで17年に「Lightning」でデビュー。21年に初写真集を発売。1メートル74。血液型A。

 ◇THE RAMPAGE(ザ・ランページ) 3つのオーディションを経て集まった候補者16人で14年に結成し、17年にデビュー。同年から47都道府県を巡るホールツアーで12万人を動員。18年に初アルバムをリリース。22年には「ツナゲキズナ」がTBS「世界バレー」の公式テーマソングに起用された。リーダーはLIKIYA(32)と陣(29)。

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