若村麻由美主演の「この素晴らしき世界」クランクイン 鈴木京香“代役”で難役挑戦

[ 2023年6月5日 07:00 ]

平凡な主婦・妙子役でクランクインした若村麻由美(C)フジテレビ
Photo By 提供写真

 女優の若村麻由美(56)が主演するフジテレビ7月期の連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜後10・00)がこのほどクランクインした。若村は、体調不良のため降板した鈴木京香に代わり同作で主演を務める。劇中では主婦と大物女優という難しい“一人二役”となるが、現場では「これからよろしくお願いします!」とあいさつ。制作陣も「若村さんはこの難しいキャラクターも面白く見せてくださると確信しています」と全幅の信頼を寄せた。

 平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”になりすましながら二重生活を強いられる、なりすましコメディー。主演の若村が、普段はパートとして働く主婦と大物女優という真逆な一人二役を演じていく。このたび、作品の撮影がスタート。主人公・浜岡妙子(はまおか・たえこ)が働くス-パーマーケット「ラビットマート」の野菜売り場でクランクインとなり、物語の劇中写真も初解禁となった。

 初日は白いカットソーに「ラビットマート」のエプロンというラフないでたちでのシーンに。若村は収録現場に到着すると、制作スタッフよりも大きな声で「これから(1クール)よろしくお願いします!」とあいさつし、今作に懸ける思いが垣間見えた。撮影の合間には監督とともに熱心に、そして時には談笑を交えて話し合いながら初日の収録は順調に進んでいった。今後は真逆な性格の持ち主でもある若菜絹代(わかな・きぬよ)のシーンも撮影する。

 ドラマは当初、主演だった鈴木が5月9日にクランクインしたが、その日の夜に体調不良を訴え、11日に同局と所属事務所が降板を発表した。プロデューサーの同局・鈴木吉弘氏は主演を務めることになった若村について「主演を引き受けていただけることになって、ご本人とお会いしていろいろお話をしまして、主婦と大女優という二役を演じていただくにあたって多少セリフの言い回しや語尾などを変更して、脚本を書き直して新しい決定台本を作りました。物語全体については全く変わっていません」とコメント。

 「この役は“平凡な主婦”と“大女優”という二役だけではなく、“主婦がなりすました女優”という中間の一面もあり、とても多彩な表現が求められます。若村さんとご一緒させていただくのは今回が初めてなのですが、さまざまな作品を拝見していて、役柄ごとに見事に違いを演じ分けて表現されているので、この難しいキャラクターも面白く見せてくださると確信しています」と信頼を寄せた。

 今作の魅力について「今作は荒唐無稽なコメディーなのですが、主人公が異世界に飛び込んでしまって、純粋な目線だからこそ見えるその異世界の奇妙なことに気づき、それを“世直ししていく”という物語でもあります。これは、私たちの生きる社会の中のどこにでもあるような問題についても同じで、目を背けずに無関心にならずに、純粋な目線で見て、自分のできる範囲でできることから直していこうよというメッセージになればと思っています」と鈴木氏。

 「これから発表させていただくキャストも含めて異次元の豪華さとなっていて、演技のぶつかり合いが楽しみです。それぞれの俳優の個性がいきる、“どのシーンを切り取っても面白い組み合わせ”のキャスティングになっていると思います」と作品をアピールした。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月5日のニュース