TBS「世界ふしぎ発見！」 長寿番組の大幅リニューアルに手応え

番組のリニューアルについて語る國分禎雄プロデューサー
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　TBSの紀行クイズ番組「世界ふしぎ発見！」（土曜後9・00）がこの春、大幅なリニューアルを遂げた。1986年の放送開始時から司会を務めていた草野仁（79）に代わり、フリーの石井亮次アナウンサー（46）が新司会に就任。大きな転機を迎えた。

　番組の顔とも言える司会者の交代。國分禎雄チーフプロデューサーは「38年も続くと昔から見てくださっている方の年齢も上がるので、若い層の視聴者を増やしていかなければならない。番組の形式が古くなっていると感じる部分もありここで変えるのがいいかと思いました」と説明した。

　長寿番組だからこそ「どれだけ変えればいいのか、どれだけ守ればいいのか、そこが難しい」と、内容の変更は悩ましい。「でも、変えないと視聴者が減っていく可能性もある」と踏み切った。

　理想は長年の視聴者を失わずに、新しい視聴者を増やすこと。「“昔、ふしぎ発見に求めていたものを新たにまた感じてる”という感想を頂いた。番組の中身は変わっているが、視聴者の方も年を重ねて気持ちが変わっている。新鮮でうれしかったです」。結果を判断するには早いが、手応えは上々だ。