ダルビッシュ有「ベスト・ファーザー賞in関西」受賞　母・郁代さん「アメリカで本当に喜んでいると思う」

受賞後に撮影に応じるダルビッシュの母・郁代さん
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　第16回ベスト・ファーザー賞in関西の発表・授賞式が5日、大阪市内で開かれ、スポーツ部門で大リーグ・パドレスのダルビッシュ有（36）が受賞した。

　世界を舞台に活躍し、今春のWBCでは日本の優勝に大きく貢献した。一方で妻・聖子さんや子供たちを大事にしていることなどが称され、受賞した。

　授賞式には、代理で母・郁代さんが出席。「（本人が）アメリカで本当に喜んでいると思う。子供が5人いるんですけど、本当の意味でベスト・ファーザーとなれるよう（子供たちを）育てていってくれたらと思います」とスピーチした。

　その後のインタビューで、WBCなどで活躍した息子の成長などを問われると、昔を思い返しながら語った。　

　「（WBCでの姿は）本当に私もビックリしました。自分のことで精いっぱいだった独身の頃は変わった子で、とっつきにくくて、人とうまくやるのが苦手な子だった。彼は野球に育てられて人間を形成していたことを思い出した。

　子供がどんどん生まれて、子供が命で。（子供が）周りにいることで、人間として足りなかったものを埋めていってくれていると思う。（将来的に）単身赴任で、日本でプレーすることも一切考えられないらしくて、子供と一緒じゃないと動けないというみたいですね」

　選考基準は、関西出身や関西にゆかりのある人物。素敵なお父さん像として活躍している人などから選ばれる。