大黒摩季「親戚が買ってくれた程度」惨敗のデビューから3カ月 一晩で考えたミリオン楽曲の驚くべき秘話

[ 2023年5月19日 21:41 ]

大黒摩季
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 歌手の大黒摩季(53)が19日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・00)に出演。売れるきっかけとなった偶然の出会いと楽曲について語った。

 「天才」だと思って上京したが、地元・札幌で積み上げてきたプライドを粉々に打ち砕かれ、それでも当時B’zやTUBEなどを手掛け、新進気鋭のレコード会社として勢いのあった「Being」で「コーラス」として活動をスタートさせた大黒。「声を出せるというのは、歌えるとは言わないんだよ」などと厳しい言葉を浴びせられながらも着実に成長を重ね、次第に大物アーティストからコーラス参加の依頼を受けるまでになった。

 主な曲はB’z「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」やT‐BOLAN「じれったい愛」、WANDS「世界が終わるまでは」、DEEN「翼を広げて」、酒井法子「蒼いうさぎ」など。

 そしてついに1992年、22歳の時に「STOP MOTION」で念願のデビューを果たした。しかし、「親戚が買ってくれた程度」しか売れず、再びコーラス待機を言い渡された。

 だが失意の大黒に3カ月後、すぐにチャンスが訪れた。それは「Being」のビルで偶然会った知り合いのCMプロデューサー。その男性は翌日のCMプレゼンに出す曲を「Being」にお願いに来たが「曲のストックがない」と断れたと話した後、「大黒、曲も作れるよな?明日までにやってくれない」と無茶なお願いをしてきた。ビックリするも困っている旧知のプロデューサーのためと同時に、チャンスだと思い引き受け、一晩で作り上げた。

 その楽曲が「DA・KA・RA」。カップラーメンのCMとして瞬く間に知れ渡り、105万枚の大ヒットに。当時を振り返り大黒は「この世に無駄って一個もないんだな、と思いました」と笑った。そして一晩で考えた「DA・KA・RA」について「当時(92年)はアンニュイな楽曲が多かった。今井美樹ちゃんだったり、米米の『君がいるだけで』とか。で、Beingはロックが多かった。ロックをやったら(Beingの)兄ちゃん姉ちゃんの3番手になるだけ」と“戦略”を練って制作したという裏話を披露。スタジオの中居や陣内智則、石原良純は目をまん丸くさせて「一晩でそこまで考えたの?」と驚きを隠せない様子だった。

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