市川猿之助休演の明治座、公演再開の理由を説明「多くのお客様から公演継続のお言葉を頂き…」

[ 2023年5月19日 17:15 ]

明治座
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 明治座は19日、歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が主演する「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(28日千秋楽)について、猿之助の休演に伴い20日以降の昼の部は市川團子(19)、19日以降の夜の部は中村隼人(29)がそれぞれ猿之助の役を演じると発表した。

 猿之助が18日午前に救急搬送されたことを受けて、18日の昼の部は貸し切りの観客向けの公演が行われる予定だったが中止に。同日の夜の部は急きょ隼人が代役を務めて上演された。

 明治座はこの日、「【市川猿之助奮闘歌舞伎公演】公演再開にあたって」と題した文書を発表。「この度は、お客様に多大なご心配をお掛けいたしましたこと、お詫び申し上げます。また、公演再開に関しまして、様々な貴重なご意見を頂戴いたしました。深く御礼申し上げます」と謝罪したうえで「公演再開にあたり明治座としての想いをお伝えしたいと思います」と劇場としての考えを説明。

 同劇場は1873年4月の創業から150年の節目を迎えた。「明治座の150年の歴史は、歌舞伎と共に歩んだ150年です。多数の歌舞伎役者の皆様が、明治座のお客様の為に様々な作品を上演し歴史を紡いできてくださりました。150周年の節目の年の2ヶ月間、歌舞伎を上演させていただくことは明治座として明治座をご愛顧くださるお客様はもとより歌舞伎への、そして歌舞伎を愛してくださるお客様へのご恩返しの気持ちでの上演でもございました」と4、5月の歌舞伎公演に込められた劇場側の思いに触れ、「この度の公演再開にあたりまして多くのお客様から公演継続のお言葉を頂き 上記のような歴史も踏まえまして明治座としては、明治座での歌舞伎を楽しみにしてくださるお客様の為に製作の松竹様と協議の上 歌舞伎役者の皆様、関係者スタッフの皆様と力を合わせ公演継続することといたしました」と説明。「皆様方におかれましては、何卒ご理解をいただき本公演ご支援の程切にお願い申し上げます」と結んだ。

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