江頭2:50 国際問題となった26年前の逮捕を回顧 トルコで暴動騒動…罰金額も告白「反省してます」

[ 2023年5月19日 16:19 ]

江頭2:50
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 お笑いタレントの江頭2:50(57)が19日、自身のYouTubeを更新。26年前にトルコで起こした警察沙汰について振り返り、当時の裏話などを赤裸々に語った。

 江頭はこの日、自身の人気企画「時効だから話せる話」を配信。その中で、1997年に大きな問題となった「江頭、初めての逮捕 トルコ全裸事件」について「話そうと思う」と口を開いた。この件については「反省してます」と吐露し「不謹慎だと思うやつもいると踏まえた上で話す」と前置きした上で、当時の思いを振り返った。

 今から26年前の2月、江頭はバラエティー番組の企画でトルコを訪問。この番組は、空手家の佐竹雅昭が、トルコの伝統的なスポーツ「オイルレスリング」の現地チャンピオンに挑戦する内容で、江頭はその前座を務める予定だった。チャンピオンと日本の空手家の対戦とあって注目度は高く、観衆3000人、現地のテレビ局数社が会場に集まっていた。

 江頭はここで、全裸になるパフォーマンスを披露。このパフォーマンスを行うことは、事前に番組ディレクター、通訳、現地のコーディネーター、オイルレスリングの選手たちにも伝え、OKが出ていたものだった。

 しかし全裸を披露することは、イスラム教では御法度。3000人の観衆は怒り狂い、江頭に怒号を浴びせたという。さらに、凶器を手にして江頭を襲おうとする観衆も現れ、警察が銃を取り出す事態に。江頭は恐怖におびえながら、複数の警察に囲まれその場を後にした。

 その後、警察の事情聴取を受けた江頭。ディレクターから、トルコで全裸になってしまった罰として「多分、20日間の留置所生活。拘留か、罰金刑になるだろう」と告げられた。「罰金か…相当高いんだろうな」と推測していた江頭だったが、いざ判決が出ると「罰金75円」の宣告。まさかの判決に、「大がかりなドッキリかと思って、カメラ探しましたからね」と当時の心境を振り返った。

 75円の罰金で済んだものの、現地の日本人からは「何てことをしてくれたんだ、お前のせいでここに住めなくなった」などと言われ、現地のテレビのニュースで大々的に放送されたほか、現地の新聞の一面で報道。さらに日本に帰国後も「マスコミが家にいっぱいいるから、家に帰るな」と言われ、当時知り合った女性の家に1カ月身を隠していたほどの大問題となっていた。

 その後、江頭は2009年に「お忍び」でトルコを訪れ、当時お世話になったオイルレスリングの監督とチャンピオンに謝罪。2人は「もういいよ、写真撮ろうぜ」と受け入れてくれたといい、その翌日のトルコの新聞の一面で「12年ぶりに日本のコメディアン、江頭が謝りにきた」と紹介されたという。

 江頭は「これがトルコ事件の真相です」と晴れ晴れとした表情。「いつか『エガちゃんねる』でトルコに行って、お笑いのショーをやりたいですね」としみじみと語った。

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