市川猿之助主演の明治座公演 昼の部代役に市川中車長男、19歳・市川團子 夜の部は引き続き中村隼人

[ 2023年5月19日 11:47 ]

市川猿之助
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 明治座は19日、歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が出演する「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(28日千秋楽)について19日夜、20日以降の配役を発表した。

 公式サイトには「『市川猿之助奮闘歌舞伎公演』に出演しております市川猿之助休演のため、本日19日(金)の夜の部と明日5月20日(土)以降の公演につきましては、下記の配役で上演いたします」と記載され、昼の部は平知盛を市川團子(だんこ)が、夜の部の「大喜利所作事『蜘蛛の絲宿直噺』」で6役早替わりする主演を18日夜に引き続き中村隼人が、源頼光を市川門之助、台屋の四郎次を中村歌之助がそれぞれ務める。「お客様にはご迷惑をお掛けいたしますこと深くお詫び申し上げますと共に、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と謝罪した。

 19歳の團子は、猿之助のいとこにあたる市川中車こと香川照之(57)の長男。アイドルのような甘いルックスに加え、着実に演技にも力をつけており、同世代の市川染五郎(18)と並んで将来の歌舞伎界を担う存在として大きな期待を寄せられている。

 猿之助は18日午前10時15分ごろ、都内の自宅で両親とともに倒れているのが見つかった。マネジャーが発見し、119番した。3人は病院に搬送された。母親(75)は自宅で、歌舞伎俳優で父親の市川段四郎さん(76)は搬送先でそれぞれ死亡が確認された。猿之助は命に別状はないという。

 これを受け、18日の昼公演は地方からバスでやってきた客らが観劇する貸し切り公演だったが、中止。19日昼公演も中止が発表された。午後5時開始の夜の部は中村隼人が代役を務めて上演された。

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