退院した市川猿之助 自宅から「財産を親族以外の人物に相続させる」との“遺書”見つかる 

[ 2023年5月19日 22:21 ]

<市川猿之助現場検証>市川猿之助の自宅の捜索を終え引き上げる鑑識課の捜査員たち
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 歌舞伎俳優市川猿之助(47)は19日、前日の18日に救急搬送された病院を退院した。

 18日午前10時15分ごろ、猿之助のマネジャーが、猿之助と両親がともに都内の自宅で倒れているのを発見し、119番。母親(75)は自宅で、歌舞伎俳優で父親の市川段四郎さん(76)は搬送先の病院でそれぞれ死亡が確認された。猿之助は半地下の自室で意識がもうろうとした状態で見つかった。本人が書いたとみられる遺書のような書き置きがあり、スケッチ用キャンバスに知人あてに記されていた。

 また19日、新たに猿之助が書いたとみられる遺書のような書き置きが複数あったことが判明。捜査関係者によると、財産に関して、親族以外の人物に相続させるというような内容が書いてあったという。

 亡くなった両親の死因は18日には不詳とされ、警視庁は司法解剖を19日に実施。結果、向精神薬中毒の疑いと明らかになった。死亡推定時刻は17日から18日にかけてで、マネジャーが訪れた時、家の鍵は開いていたが、第三者が侵入した形跡は見つからなかった。捜査関係者によると、猿之助と家族3人で一家心中を図った疑いが浮上している。

 両親は自宅の2階のリビングであおむけの状態で発見され、敷布団はなく、掛け布団1枚が2人にかけられていた。目立って外傷は確認されていない。注射痕もみつからず、警視庁は睡眠導入剤のようなものを口から大量に摂取したとみている。ただ、服用するには医師の処方箋が必要であるため、大量に入手するには、その方法にナゾが残る。家宅捜索では薬物や容器が見つかっていない。

 猿之助を巡っては週刊誌が性加害やハラスメント疑惑を報じていた。警視庁は猿之助の回復を待って事情を聴く方針だ。

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