ノッポさん追悼「できるかな」アンコール放送 テロップで悼む「謹んで哀悼の意を表します」

[ 2023年5月19日 16:15 ]

「できるかな」のノッポさん(右)とゴン太くん(NHK提供)
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 NHKは19日、昨年9月に心不全のため88歳で死去していたことが明らかになった、同局の教育番組「できるかな」の「ノッポさん」で知られる俳優で作家の高見のっぽさんをしのび、Eテレで「できるかな」をアンコール放送した。

 Eテレの歴史を彩ってきた子供番組をアンコール放送する「Eテレタイムマシン」の枠で、「ロボット」(1981年11月10日放送)、「変身」(90年3月6日放送、最終回)を2本連続で放送。最終回でノッポさんが「あ~しゃべっちゃった」と初めて話した場面は伝説として語り継がれている。

 番組の冒頭では「高見のっぽさんは昨年9月に亡くなられました 謹んで哀悼の意を表します」とテロップが表示された。

 アンコール放送を受けて、SNSには「懐かしい」「初めて見た」とさまざまな世代が感想を投稿。「ノッポさん長い間お疲れ様でした」「やっぱり泣いてしまう」「貴重な放送ありがとう」の声や、最終回にバトンタッチのため登場した「つくってあそぼ」のわくわくさんに「若々しいなあ」と懐かしむコメントもあった。

 高見さんは昨年9月10日、心不全のため東京都内の病院で死去。所属事務所によると、高見さんが「半年は伏せてほしい」と希望したため、今月10日の誕生日に合わせて公表した。

 「できるかな」は67年から始まった前身番組「なにしてあそぼう」に続き、70年にスタート。ノッポさんがさまざまなもので工作して一緒に遊ぶ番組で、小学生低学年以下の児童に特に親しまれた。♪でっきるっかな でっきるかな…という歌も人気に。相棒のキャラクター、ゴン太くんは人形劇俳優の井村淳さん(2013年死去)が最初から最後まで務めた。

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