市川猿之助舞台で急きょ代役 中村隼人の奮闘に観客大拍手…“相棒”石井正則も祈り「神様 若旦那に力を」

[ 2023年5月19日 16:55 ]

4月11日、明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の取材会に出席した中村隼人(左)と市川猿之助
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 18日午前に救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が主演する明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(28日まで)の夜の部で、急きょ代役を務めた歌舞伎俳優の中村隼人(29)。衝撃の出来事からわずか数時間後の舞台で重責を全う、19日以降も引き続き猿之助の役を演じることが決まった。

 猿之助は今月、明治座で昼の部、夜の部ともに座長として出演。夜の部「御贔屓繋馬(ごひいきつなぎうま)」では宙乗りを披露したほか、大喜利所作事「蜘蛛の絲宿直噺」では6役を早替わりで踊り分けていた。

 隼人は同公演に台屋の四郎次、源頼光役で出演。今月28日に同所で行われる1日限りの「花形公演」は猿之助と役を入れ替えて上演されるため、隼人も稽古を重ねていたとみられるが、18日夜の部では突然任された舞台で奮闘。“猿之助の代名詞”でもあった宙乗りや早替わりをこなし、終演後には観客の拍手がしばらくの間鳴りやまなかった。

 舞台が行われていた18日午後7時過ぎには、NHKのBS時代劇「大富豪同心」シリーズで共演する俳優・石井正則が自身のツイッターに「神様 若旦那に力を」と投稿。隼人は同ドラマで両替商の孫ながら同心となった八巻卯之吉役で主演し、石井はその“相棒”で太鼓持ちから岡っ引きとなった銀八役を務めている。“若旦那”が無事に舞台を務めることを願うツイートには、ファンからも“泣きそう”という声が出ていた。

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