谷原章介神妙 かつて共演した猿之助が救急搬送「名跡を凄く大事にされていた」 早期回復願う

[ 2023年5月19日 09:30 ]

谷原章介
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 俳優の谷原章介(50)が19日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。歌舞伎役者・市川猿之助(47)が18日午前、救急搬送されたことについてコメントした。

 猿之助は18日午前10時15分ごろ、東京都目黒区内の自宅で倒れている状態で発見された。病院に搬送されたが、命に別条はない。一方、同居する両親も倒れていた。発見時に母の喜熨斗(きのし)延子さん(75)は死亡した状態で、意識不明だった父で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76)も搬送先の病院で死亡が確認された。現場の状況から警視庁は猿之助が自殺を図ったとみており、両親の死亡の経緯を含めて調べている。

 谷原は「僕も昨日このニュースを目にして本当に言葉を失いました」と切り出した。猿之助と共演の経験があるとし、「心配という言葉で表現できるのか、自分の気持ちの整理がつかないですけれども。間違いなく言えることは今の歌舞伎界を代表する役者さんのお一人であって」と話した。

 さらに亀治郎時代にも共演したことがあり、「伝統をしっかりと受け継いでいく、しっかりとしたお芝居をする方という印象を歌舞伎を拝見していても思っていたんですが、猿之助さんの名跡を継がれた後、やっぱり猿之助っていう名跡は革新的なものを取り入れていく、時代の流れ、もしくは新しいものをどんどんどんどん取り入れて、新しい歌舞伎を作って」と谷原。「元々歌舞伎ってそういうものじゃないですか。その時代に合ったいろんな事件だったりそういうものを取り入れて、やったことないこと、いろんな演出を試して江戸時代からずっと続いて来てるわけであって。それを今体現してるのはもしかしたら猿之助という名跡はまさに歌舞伎らしいことをやられる方なのかなと。ご自身もその名跡を凄く大事にされていたと思っていて」と語った。

 また「スーパー歌舞伎2 ワンピース」でイヤホンガイドを担当し、博多公演を見に行ったことがあるとし、「自分がやったイヤホンガイドと、歌舞伎がこういうコラボレーションになってって、なんか自分が元々見知っていた『ワンピース』っていう漫画が、こうやって舞台化されるんだと。『めざまし8』でもファミリーとして出ていただいていた、尾上右近さんとかも、あれでもって凄く花開いた方であると思いますし」と振り返った。

 「来年以降も『鬼滅の刃』、スーパー歌舞伎、予定をされているだけに今後どうなっていくのか、とても心配と同時にまずはお体、お体まずは1日も早く回復していただきたいなと。強く、思います」と願いを込めた。

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