舛添要一氏 美観損ねる?都の広告トラック規制強化で小池知事にチクリ「緑色ならいいんですか?」

[ 2023年5月14日 15:24 ]

舛添要一氏
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 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(74)が14日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)にコメンテーターとして生出演し、東京都が都内を走る広告トラックへの規制を強化する方針を固めたことに対して私見を語った。

 都内の繁華街などを走る広告トラックの派手な電飾や大音量での宣伝が、都市の良好な景観を損ねるとの理由で、小池百合子知事は広告宣伝車の規制を広域に広げる方針を明らかにした。これまで広告トラックの審査対象は都内のナンバーのみだったが、今後は東京周辺の都外ナンバーも対象とする予定という。

 この流れについて、舛添氏は「私はあまり規制に対しては積極的じゃありません」と自身の意見を述べた。建物に対してではなく、移動する車に対しての規制とあって、「めちゃくちゃあれよりもっとケバケバしいトラックが入ったって、目立ちませんよ。あれがものすごい静かな高級住宅街を走るってことはまずないと思う」とも話した。

 街の景観トラブルとして、過去には住宅地に派手な色の家が建つなどして、社会問題になったこともある。舛添氏は「“この住宅地にその真っ赤っかな家はやめてよ”っていうのは分かるけども、動いてるものに対してやると、ものすごい憲法違反というか、いろんな自由があっていいので、そこを行政が規制…じゃあ、あなたはどういう規制でやるんですか?と」と首をかしげた。

 さらに「あなた、緑色が好きだから、緑色ならいいんですか?と。赤いのはダメなんですか?と。その時の知事のシンボルカラーに変わっちゃいませんか?と、あえて嫌味を言うと」と、小池知事を揶揄するような表現も。いずれにしろ「私が知事ならやらないですね」と断言した。一方で、騒音については「音はいかんと思いますよ。既に条例がありますから、それはやりますよ」と、規制の必要性を訴えた。

 広告トラックは車体が長く、渋滞を巻き起こすとの声もあるが、舛添氏は「道路交通法って法律もありますから、法律で“これ以上長くなったらいけません”って範囲内でやっているのに、何で自分の業界のトラックだけが規制されないといけないか?ということに反論できないでしょう?」と指摘。「トレーラーだって走っていますから、“長い車だから、大きい車だから渋滞”ってことは論理的に整合性がない」とバッサリ切り捨てた。

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