珠城りょう 宝塚退団後初ミュージカル「熱い舞台をつくっていきたい」

[ 2023年5月14日 04:00 ]

ミュージカル「天翔ける風に」で主演を務める珠城りょう
Photo By 提供写真

 元宝塚月組トップスターの珠城りょう(34)が、退団後初めてミュージカルに主演する。9月から東京・西池袋の東京芸術劇場で上演される「天翔ける風に」。珠城は「私自身が楽しんで苦しみながらも熱い舞台をつくっていきたい」と気合を入れている。

 同作は、野田秀樹氏(67)がロシアの文豪ドストエフスキーの「罪と罰」を幕末の日本に置き換えて舞台化した「贋作・罪と罰」が原作で、これをミュージカル化したもの。今回が10年ぶりの再演となる。珠城が演じるのは、自身の思想に突き動かされ、思いがけない殺人に手を染める私塾生。男尊女卑が当然な時代に、男性の中に一人交ざり理想を生きる女性を演じる。

 宝塚時代は、恵まれた体格にダイナミックなダンスで男役として人気を博し、天海祐希(55)に次ぐ史上2番目のスピードで月組トップスター就任を果たした。2021年に退団してからも、舞台やドラマや歌手などマルチに活躍してきたが、ミュージカルは今回が初となる。宝塚時代に培った豊富な経験を生かし、芝居と歌、ダンスの実力をいかんなく発揮させる。

 出演にあたり「(役名の)三条英を演じる日が来るとは夢にも思っていなかったので、とても幸せに思います」と感謝。作品は日本オリジナル作とあり「海外作品が多く上演される中で今これを再演するということに大きな責任も感じます」と覚悟をのぞかせている。

 共演は俳優の屋良朝幸(40)ら。上演は9月29日から10月9日まで。

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