侍WBC 伊戦視聴率48%!野球歴代1位「10・8決戦」48・8%に肉薄 祝日21日の準決勝にも期待

[ 2023年3月18日 04:45 ]

WBCイタリア戦視聴率推移
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 テレビ朝日が16日に放送したWBC準々決勝の日本―イタリア(午後7時9分~9時54分)の平均世帯視聴率が48・0%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。今年1位の数字で、同局歴代2位。WBC史上最高の視聴率となった。野球中継歴代1位の「10・8決戦」こと94年10月8日の中日―巨人の48・8%に肉薄した。

 本紙集計の視聴率推移のグラフでは、序盤から40%を超え、右肩上がりでアップ。日本が4点を先制した3回裏、岡本和真が3ランを放った午後8時9分に49・7%まで上昇した。列島の注目ぶりを反映するように、その後、日本の攻撃時はほぼ50%超えで推移。テレビ朝日の集計では、瞬間最高視聴率を記録したのは、中継枠の終了後に放送を続けた「報道ステーション」内で午後9時59分に記録した54・5%。7回裏1死一、三塁の場面で源田壮亮がダメ押しの適時打を打った直後だった。試合終了(午後10時33分)まででは平均世帯視聴率は48・7%に達した。中継関係者は「負けたら敗退の準々決勝、今大会の国内最終戦、そして大谷が先発と高視聴率を叩き出す条件がそろっていた」と話した。

 米マイアミで21日午前8時(日本時間)から行われる準決勝はTBSが放送。中継番組は午前7時開始だが、午前4時30分スタートの情報番組「THE TIME’」から随時、現地からの中継を差し込む。YouTubeのTBSスポーツチャンネルでは打撃練習をライブ配信。日の出前から日本を盛り上げていく。

 国際映像の約20台のカメラに加え、独自カメラも9台設置。選手やベンチ、観客席の様子まで熱気を余すことなく届ける。試合終了まで完全生中継し、その後の「ひるおび」などでも試合終了後の選手たちの姿を伝える。

 高視聴率にも期待がかかる。午前8時開始だが、21日は祝日。同局関係者は「休日の午前中は在宅率が高く、多くの方に見ていただけるのでは。イタリア戦と同等の視聴率か、試合の展開次第でそれを超えるかもしれない」と期待を寄せた。

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