BUGVEL・KOSHIN 初舞台「ラストアンコール」でMINATOとW主演 照れないため…秘策語る

[ 2023年3月18日 12:30 ]

死神・海を演じるBUGVELのKOSHIN(C)志宇・マンガボックス/舞台「ラストアンコール」製作委員会
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 スポニチ主催の舞台「ラストアンコール~死者の夜明け~」が23日から東京・銀座の博品館劇場で上演される。アプリ「マンガボックス」で連載中の「ラストアンコール」(原作・志宇)が原作の注目作。この世を暗躍する死神と、妹の命を握られ不本意ながらも死神を手伝う探偵が相反する正義をぶつけ合いながらタッグを組み前へ進んでいく姿を描く。5人組ダンスボーカルグループ「BUGVEL(バグベル)」のKOSHIN(21)とMINATO(23)がダブル主演。初舞台で主演となるKOSHINが作品に懸ける思いとは―-。(聞き手・井利 萌弥)

 
――初舞台でMINATOさんとダブル主演を務める心境は。
 「1人でこの場所に来るわけじゃなかったっていうのが心強かったです。1人だったら、やっぱり(共演者に)話しかけるのにも勇気がいるし…とか考えちゃって。でもMINATO君がいてくれたからこそ、皆さんとコミュニケーションを取りやすくて、感謝というか、ありがとうと思いながら、やっています」

――ほかのメンバーから何か言葉を掛けられましたか?
 「みんなからはもちろん『頑張れ』って言われました。メンバーだけじゃなく、ORβITのYUGO君も1回舞台を経験していたので、舞台の先輩として、注意とか、アドバイスをいただきました」

――どんなアドバイスでしたか?
 「とりあえず変な間は作るなって言われました(笑い)。あと『台本の覚え方が分からない』って言ったら、『声を録音してやったらやりやすいよ』って教えていただいて、それを実践させていただいています!」

――MINATOさん演じる探偵・大牙役とバディを組む死神・海役ですが、どう演じていますか?
 「人を殺すということが、最初はあまり理解できなかったんですけど、漫画を読んだり、舞台の稽古をやっていく中で、“あ、こういう海の正義があって、そういう気持ちの部分で人を殺しているんだな”っていうのを感じました。自分が海だと思いながら、海と同じ気持ちになって、海を愛しながら、演じています」

――海と自身の共通点は?
 「周りのみんなから僕は“感情なしおばけ”って言われるんですよ(笑い)。なので、海も感情がないわけじゃないけど、シーンによっては、こんなこと言う!?みたいなことを言うときがあるんですよ。そういう部分では共通してるのかな?って感じています」

ーーMINATOさんと話し合っている演技プランはありますか?
 「“MINATO君をMINATO君として見ないようにしよう”“KOSHINをKOSHINとして見ないようにしよう”というか“大牙、海として見よう”っていうようには話しました。じゃないと恥ずかしくて、照れが出ちゃって。お互い目と目を合わせる大事なシーンとかで笑ったりしちゃダメだから」

――不安なことはありますか?
 「もちろん全部なんですけど…台本を飛ばすのがめっちゃ不安ですね。頭の中で考えながらやってるんですけど、急に『ハッ!あれ?このセリフなんだったっけ』とかなっちゃうときがすごく不安なので、それをなくしながら…今稽古してます(笑)」

――ダンスの振り付けを覚えるのとは違いますか。
 「演出の方にも同じことを言われるんですけど、全く違って…。ダンスとか歌はパッていけるんですけど、劇としてのセリフ、動きっていうのが、どこまでやったらいいのかっていうのが、まったく分からなくて。本当に感じ方が全然違いますね」

――今作の主題歌はBUGVELの新曲「reason」。どんな曲ですか?
 「reasonは、舞台のプロデューサーの方からイメージをいただいて、メンバーのMAHIRO君が作ってくれたんですけど、海と大牙の対立というか、正義のすれ違いっていうのが、歌でも表現されてるんじゃないかなっていう感じです。僕たちを見に来てくれた方でも、もちろん印象に残るし、そうじゃない方たちでも、すごくラストアンコールにピッタリな曲ってなると思います」

――ファンからの期待に対する思いは?
 「応援メッセージをよく見させていただきました。やっぱり、いっぱい期待してくれてる分、それを失望させたらいけないという気持ちがあるので、精いっぱい演じて、応援してくれた皆さんにその恩を返せるように舞台を作りたいなと思います」

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