ガーシー議員問題 青山和弘氏が宗男氏サイドの舞台裏を暴露「1秒でも遅刻したら除名だと」

[ 2023年3月8日 19:32 ]

 ジャーナリスト青山和弘氏が8日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)にゲスト出演し、国会欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員がこのの参院本会議を欠席したことについてコメントした。

 ガーシー氏はこの日の本会議で「公開議場での陳謝」をするよう求められていたが、結局登院しなかった。各党はより厳しい懲罰が必要との認識で、最も重い「除名」は不可避の情勢となった。ガーシー氏は事前に陳謝文を読み上げた動画を参院へ提出したが、“リモート動画陳謝”は認められず、返却されたという。

 青山氏は7日、この問題でガーシー氏とやり合っていた、懲罰委員会の鈴木宗男委員長の元を訪れていたという。「2時半くらいまで“(ガーシー氏は国会に)絶対来るな”と言ってました。何でかというと、“バッジをなくしたら、ガーシーさんなんて誰も注目しなくなる。彼は絶対に議員の立場が欲しいはずだから来るんだ”と」。さらに、鈴木氏が「どこの便を通って来るんだとか計算していました」とも明かした。

 警視庁が複数の著名人を脅迫した疑いでガーシー氏の周辺を捜査しており、同氏は帰国しない理由として逮捕の可能性をたびたび挙げている。青山氏は、ガーシー氏が滞在するアラブ首長国連邦(UAE)と日本との間に、犯罪人引き渡し条約が結ばれていないとし、「凶悪犯ではないので海外にいた方が、日本にいるよりも安心だというふうに、ガーシーさんが考えたということは想像に難くないところですね」と分析した。

 ガーシー氏と舌戦を繰り広げた鈴木氏について、青山氏は「鈴木宗男さんってこれまでもいろいろありましたけど、この懲罰委員長というポストは、まさにこの時の宗男さんのためにあったんじゃないか」と自身の見解を語った。ガーシー氏の暴露に戦々恐々としている国会議員も多かったというが、逆に鈴木氏はひるまない性格で、青山氏は「宗男さんは堂々と戦うので、そういう意味では宗男さんは適任だったと思う」と話した。

 青山氏によると、鈴木氏はガーシー氏に対して懲罰委員会でのつるし上げに息巻いていたという。「昨日も“1秒でも遅刻したら除名だ”とか、“陳謝の文章を少しでも読み間違えたり、違うことを言ったら除名だ”とか、ものすごい勢いだった」と明かした。しかし、結果的にはガーシー氏は欠席。青山氏は「“これは今日はおもしろいな”と思っていたら、残念ながら実現しなかった」と残念がっていた。

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2023年3月8日のニュース