原由子、サプライズ登場の桑田佳祐と“夫婦漫才” 軽妙に「達郎の妻です」 13年ぶり単独ライブ

[ 2023年3月8日 04:00 ]

13年ぶりのソロライブを開いた原由子
Photo By 提供写真

 サザンオールスターズの原由子(66)が6、7日の2日間、神奈川県鎌倉市の鎌倉芸術館で13年ぶりのソロライブを行った。

 マスク着用での観客の声出しが解禁され、原は「原坊~!」と歓声を浴びながらステージに登場した。13年前のライブも同会場で開いており「戻ってまいりました。一緒に楽しいひとときを過ごしたい」と笑顔を見せた。

 鎌倉にこだわり、自身がボーカルを取ったサザンの名曲「鎌倉物語」(85年)でスタート。終盤に昨年発売した31年ぶりのソロアルバム「婦人の肖像(Portrait of a Lady)」のリード曲「鎌倉 On The Beach」も歌唱。「鎌倉物語」の続編を描くように作られた曲で「大仏とかいいですよね。長谷寺も大好きで」と、鎌倉トークを繰り広げながら22曲を披露した。

 アンコールには夫の桑田佳祐(67)がサプライズ登場。橋幸夫(79)と吉永小百合(77)の名曲「いつでも夢を」を原が歌い出すと、袖から桑田がステージへ。総立ちの観客1500人を前に、夫婦で仲良くデュエットした。ライブの成功を祝い、桑田はひざまずいて小さな花束を原に手渡した。

 「原由子の夫です」「桑田佳祐の妻です」と歌唱後も息ピッタリ。桑田が「竹内まりやさんです」とボケると、原は「(山下)達郎の妻です」と返すなど、まさに夫婦漫才さながらだった。アルバムもライブも夫婦二人三脚でつくり上げており、原は「彼が中心となってサポートしてくれました」と感謝。照れる桑田に観客は大きな拍手を浴びせた。

 サザンは6月25日にデビューから45年を迎える。今後の活動は何も発表されていないが、原は「サザンもよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。(伊藤 尚平)

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月8日のニュース