男女逆転「大奥」また神キャスト 原作漫画ファン騒然…三浦透子の熱演が「ちょ、完璧な家重…!」

[ 2023年3月8日 11:01 ]

ドラマ10「大奥」第9話。徳川家重(三浦透子)(C)NHK
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 “男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は7日、第9話が放送された。冨永愛(40)演じる8代将軍・徳川吉宗の長女・徳川家重を演じた女優・三浦透子(26)が、言語障害や排尿障害を持つ姫役を熱演。その演技が「原作のまま」と、原作漫画ファンから驚きの声が上がっている。

 <※以下、ネタバレ有>

 漫画家・よしながふみ氏の同名漫画が原作。若い男子のみが罹患し、感染すればほぼ死に至る「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」がまん延した江戸時代が舞台で、3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。これまで過去3度、映像化されているが、今回は初めて物語のラスト・大政奉還まで映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏。同局は2月、「Season2」の制作を発表し、今年秋に放送されることが発表された。

 第9話は「八代将軍吉宗・水野祐之進編」。徳川吉宗(冨永愛)は江戸で発生した「赤面疱瘡」に効くかもしれないと“ある物”を試してみるが、敗北に終わる。この一件に責任を感じた水野祐之進(中島裕翔)の訴えにより、吉宗は大きな決断を下すことに。それと同時に、吉宗の悩みの種は長女・家重(三浦透子)のこと。家重は体を思うように動かすことができないイラ立ちから、周囲も困ることが多かった。そんな中、新たに家重の小姓となった龍(當真あみ)は将棋の相手をし“あること”に気づく…という展開。

 原作ファンも注目の9代将軍・徳川家重が登場。言語障害や排尿障害などを持ち、周囲からは廃嫡を望む声もある難役に、女優の三浦透子が挑む。米アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた映画「ドライブ・マイ・カー」、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」など若手屈指の実力派。1995年の大河ドラマ「八代将軍吉宗」においては俳優の中村梅雀が演じた。

 三浦の熱演に、「三浦透子さんの演技が凄すぎた」「家重、自分自身の身体を自分でコントロールできないのはどれほどしんどいだろう。聡明なだけに」「家重を演じた三浦透子さんの圧巻の演技が脳裏に焼きついて剥がれません」「鳥肌立つわ泣けるわ、透子さん元々好きだけど、もっと好きになってしまいました」「口元を歪め続けなければいけないために、主に目の演技。素晴らしかった。目線の細かい角度。見開き方。瞳の輝き方と消し方。何より家重の心が伝わった。」と共感する声が続出。

 さらに、原作を知るファンからは「三浦透子ちゃんありがとう←家重はあなたにしかできまい」「三浦透子さん、原作から抜け出て昇華させた家重を見事に演じてくれました」「三浦透子さん凄まじい。漫画の家重では泣かなかったけど、ドラマの家重見て泣いてしまった」「さぞ演技難しかっただろうと思うが、まるで原作の家重そのものみたいだった」「ほんと中村梅雀さんの家重を上書きする勢いだった…三浦透子ちゃんの家重すごかった…原作まんまだった…」と、家重の心情を完璧に演じた三浦への称賛の声が多く上がっていた。

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