三谷幸喜氏 舞台に抜てきしたお笑いタレントの才能に驚き「独特なんです」「びっくりするようなお芝居を」

[ 2023年3月8日 12:25 ]

三谷幸喜氏
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 脚本家の三谷幸喜氏(61)が7日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にVTR出演。演技が「独特」だという女優について語った。

 この日のゲストはタレントの青木さやか。キレ芸で人気となった青木が女優の仕事をするようになったのは2012年に三谷氏が手掛ける舞台、「桜の園」に抜てきされたことがきっかけだとし、5年前に同氏の舞台に感銘を受け、出たいと直訴したところ「できません」と言われたものの、「5年後に仕事しましょう」と言われ実現した。

 VTRで登場した三谷氏は、共に仕事をする前には青木の一ファンだったとし、「(ドッキリ企画で撮影した)写真集を出されたりしてた頃に僕は凄く素敵だなっていうふうに思って、とてもセクシーであって、買ったんですよ写真集」と告白。「で、さんざん笑わせていただいたんですけど、でもそれだけじゃなくて、ちゃんと可愛い部分もあったりとか、カッコイイ部分もあったりとか、笑えるだけじゃないものをその写真集から感じたので」と続けた。

 そうして三谷氏の舞台に出演した青木だが、三谷氏にとってはうれしい誤算もあったという。「舞台でも、ドラマでも出ていただいたことあるんですけど、どこかで演技を学んでここまで来た方でもないし、誰かに憧れて、その方の芝居をまねてやってるのでもないし、とにかくあの、独特なんですよね」と三谷氏。「普通俳優さんと考えるセオリーとは全然違うアプローチでお芝居をつくって来られる方なので、やってる方、つくる方としてはとても新鮮というか、びっくりするようなお芝居をされますし」と絶賛した。

 また松本空港を借り切って撮影されたドラマ「大空港2013」にも青木が出演したとし、「やっぱりほかにもたくさん役者さん出てくるんだけど、青木さんが画面に映った瞬間にもうなんかそっちにしか目がいかないんですよね。やっぱり独特だし、空気感がほかの役者さんと違うから、どうしてもいい意味で彼女に目が行くというか」と証言。「その時の撮影監督がおっしゃってたのは、“青木さやかは飛び道具だね”って言ってましたね。本当にそんな感じ」と評価した。

 三谷氏はさらに現在の青木へのメッセージを聞かれると、「今後の彼女の課題だと思うんだけど」とした上で、「やっぱり場慣れしていって、いくつも作品出てくると、経験値がその時から。だんだんうまくはなってると思うけど、まともになってきてるんですよ」と分析。「とても上手だし、演出家としても計算できる女優さんにはなってきてるんだけど、初期の頃の何をしでかすか分からない怖さみたいなものは徐々になくなってきてる。そうなるのは当たり前なんだけど、今ちょっとそういう時期に青木さんは差し掛かっている気はします」と話した。それを青木に話したことはあるかと聞かれると、「そんなに親しくないので」と淡々と話した。

 VTRを見て感想を聞かれた青木は「そうですねえ。もうやだ」と冗談めかしてつぶやいた。

 

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