侍 6日阪神戦世帯平均20・2% 強化試合から大台突破!箱根に次ぐ今年3番目 大谷2発に列島くぎ付け

[ 2023年3月8日 04:50 ]

6日の阪神との強化試合の3回2死一、二塁、3ランを放ち、ヌートバー(右)とハイタッチをかわす大谷
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 WBCに出場する侍ジャパンの6日の強化試合、阪神戦を生中継したテレビ朝日の世帯平均視聴率(後7・25~9・30)が20・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。エンゼルスの大谷翔平投手(28)が初出場した注目の一戦は、3日の中日戦の14・8%を大きく上回った。

 今年では日本テレビが生中継した箱根駅伝の復路(1月3日)の29・6%、往路(同2日)の27・5%に続く3番目の高視聴率となった。放送開始の午後6時からの11分間は10・5%、その後の74分間は15・5%だった。

 WBCの強化試合での20%超えは、第2回大会の09年2月24日のオーストラリア戦で20・8%を記録して以来、14年ぶり。当時の代表は、イチロー氏(49)を筆頭に5人の大リーガーが参戦したスター軍団。06年の第1回大会で優勝したこともあり、日本中が期待のまなざしを向けていた。

 テレビ朝日によると、日本代表が海外の代表チームではなく国内球団と対戦した強化試合で、20%を超えた例は過去になかったという。スマートフォンの普及などに伴いテレビ離れが深刻な中、民放関係者は「14年前と違って今は大ヒットドラマでも20%の壁をなかなか越えられない。にもかかわらず、本番でもない強化試合で大台を突破したのは凄いことだ」と驚く。

 ここまで大きな注目を集めた要因は、大会初出場で投打二刀流で活躍が期待される大谷の存在なのは明らか。6日の試合でも2打席連続で3ランを放つ規格外のスケールに日本中が沸き立った=写真<上>。瞬間最高視聴率22・8%を記録した場面もまさに大谷が2本目を放った直後だった。

 強化試合から日本中が熱気を帯びる今大会。平均視聴率20・2%という数値は第2回大会を除く過去3大会の1次ラウンドと比較しても遜色ない。同じく強化試合から20%を超えた第2回大会の1次ラウンド3試合では2試合で30%超え。今大会も1次ラウンドから30%超えを連発し、今年の視聴率ランキングを更新するような、日本中が熱視線を送る大会となりそうだ。

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