菜葉菜 「身に余る賞を頂き光栄」アジアン・ポップアップ・シネマ映画祭で功労賞

[ 2023年3月8日 19:49 ]

菜葉菜が主演した「ワタシの中の彼女」の場面写真 (C)T―artist
Photo By 提供写真

 女優の菜葉菜(年齢非公表)が米国シカゴで18日に開幕するアジアン・ポップアップ・シネマ映画祭から功労賞を贈られることになった。これまでの活躍が評価されたもので、映画祭が8日に発表した。他には香港のスター俳優、アーロン・クオックらも表彰される。

 アジアのさまざまな注目作を紹介する映画祭。今回は昨年11月26日に封切られた「ワタシの中の彼女」が招待されており、加えて「YUMENO」(2005年)、「どんずまり便器」(12年)、「赤い雪 Red Snow」(19年)など過去作での高い表現力などが評価され、授与につながった。

 「ワタシの中の彼女」は開幕日18日にシカゴ市内の劇場で上映予定。コロナ禍に孤独や不安を抱えながらも、一筋の光を求めて生きる女性たちを4話のオムニバスで描いたもので、「人生の選択について見つめ直す40代主婦」「リモートワークの孤独をフードデリバリーで癒やそうとする30代の独身OL」「女優を目指しながら行き先を見失ってしまった20代の風俗嬢」、そして「盲目になり、見えていた頃の記憶をたどる40代の実家暮らしの女」と、各話に登場する主人公を菜葉菜が1人で演じ分けている。シカゴに飛ぶ菜葉菜と中村真夕監督のトークショーも行われる。

 功労賞が決まった菜葉菜は「この度は身に余るような素敵な賞を頂き光栄です。『ワタシの中の彼女』の中村監督はじめ、これまでご一緖させて頂いた監督、キャスト、スタッフ、関係者の皆さますべてに感謝致します。今後もこの賞に恥じぬよう、更に精進してまいります」とコメントを寄せた。

 作品は4月7日から京都みなみ会館、同8日から大阪の第七藝術劇場、神戸の元町映画館での公開が決まっており、凱旋上映の形となる。

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2023年3月8日のニュース